着物の着付けの速さと美しさを競う大会が大阪で開かれました。
世界一を目指す女子大生の華麗な戦いを取材しました。
より早く。より美しく。
8日、開かれたのは「全日本きもの装いコンテスト」です。
世界大会の出場権をかけた戦いに大阪の女子大生が挑戦しました。
富田林市にある大阪大谷大学のチーム。3人1組でスピードと美しさを競う団体戦に出場します。
【講師】
「笑顔でね、困った顔しないで!」
「いける?いちにさんでここのなかから、シュッて」
半年に渡って週3回の特訓を続けてきました。
【講師】
「それではお始めください。」
「佐藤さんもういちどやり直したほうがいいと思います」
着付けのスピードが大きな課題です。
【講師】
「11分15秒…はい(苦笑)」
【選手】
「いやめっちゃ遅いです。遅い、絶対10分きってないと。」
「あーーー緊張する!」
不安を抱えながら迎えた本番当日。
【司会者】「始めて下さい!」
3人で動きを合わせるのが、大谷大学のスタイル。苦手だった帯も…上手に作ることができました。
【観客】
「大谷かわいいーーー!」
客席からは声援も…
しかし、大谷大学のチームが着付けを終えたのは、一番最後。
【選手】
「最後だったんで、スピード遅かったんでどうしようって。ただその分見た目はいいと思います」
美しさが勝敗のカギとなります。
いよいよ、結果発表。
『3位!…エントリーナンバー6番大谷大学Bチーム!』
大阪大谷大学のチームは、見事、世界大会への切符を手に入れました!
【選手】
「今でも夢なのかなって。」
「中盤位には入れるぐらいのスピードになれるように春休みは合宿になるかと思います」
“合宿”と聞いて、メンバーは…
「はぁ~~」
「がんばりましょーーー」
4月に開催される世界大会に向けて、3人はさらに華麗な着付けを目指していきます。