大阪府島本町で、夫と子供、4人で暮らす加藤智子さん(43)。
5年ほど前から家計簿をつけて、家庭を切り盛りしています。
【加藤智子さん(43)】
「9月の2週間と、10月の2週間を比べたら、ちょっとだけ、10月の方が支出が増えていましたね。駐車場代も10%に上乗せされているってやっぱり家計簿つけてたら分かりますね」
日々のお金の出入りを記録することで、収支バランスを整え、節約の意識向上にも繋がる「家計簿」。
でも、時間や手間がかかると、家計簿を付けるのに二の足を踏む人もいますよね!?そんな人に朗報です!
【手間いらず“家計簿アプリ”が大人気】
家計簿の面倒な部分を解消してくれる「家計簿アプリ」。今、若い人のみならず、シニア層まで多くの人が使っているというのです。
【育休中の女性(30代)】
「もう2年前ぐらいから(家計簿アプリを利用)。合計とかも勝手にしてくれるので手で計算しなくても。前月と比べて今月これを遣いすぎたなみたいな比較ができる」
【パート勤務の女性(20代)】
「毎日家計簿(というアプリを利用)。こんなに使っているんやって。数字を見るようになって(驚いた)」
――Q:特に驚いたのは?
「食費」
――Q:付け始めて食費は減りました?
「減りました、だいぶ」
簡単に始められて、節約にも繋がるという「家計簿アプリ」とは一体どんなものなのか!?夫と子供、3人で暮らす岡本さんに利用の仕方を見せてもらうことに。
――Q:しっかり分類もされるんですね?
【岡本さん(38)】
「本当に撮るだけ。このレシート読み込みは本当に便利だと思います」
岡本さんが使っているのは家計簿アプリ「Zaim」。
買い物したレシートを、スマートフォンのカメラで撮影するとご覧の通り、金額はもちろん、品物まで細かくアプリに反映されます。
さらに、銀行口座や、クレジットカード、交通系の電子マネーなどを登録すると、いつ、どこで、いくらお金を使ったか、また口座にいくらお金が振り込まれたかが、自動で入力されるんです。
――Q:見てもいい?
【岡本さん】
「こちら、コンビニで使わせていただいたものが、クレジットカード決済で自動的に反映されていますし、こちらだと交通機関で使ったものがそのまま自動的にこちらに反映されるのですごく便利です」
――Q:じゃあ、奥様にも全部ばれちゃう?
「そうですね(笑)どこで何を食べたのかどこに行ったのかがばれちゃうんので。本当に簡単で誰でもできる感じなんで長続きするというか、勝手に気付いたら3年使っていた」
使ったお金は、食費や交際費、通信費などに自動で分類され、週ごとや、月ごとの分野別の支出を円グラフで見ることもできます。
さらに…
【岡本さん】
「予算に対し、今順調ですよとか、使いすぎているというのが見れる機能。ちなみにうちは今月はもう赤字になってしまってるんですけど」
――Q:ここまでなら使えるっていう額を入れるんですね?
「そうですね」
――Q:管理されますね?
「そうですね、使いすぎてるってなると、ちょっとラーメン食べずに帰ろうかなってそういうところで注意できるので、助かってます」
【岡本夫妻】
夫「ガス料金、この月高い?」
妻「高いね」
夫「いつもこんな高くないよね? 気を付けないとね」
妻「ね、(子供が)お湯を出しっぱなしにするからだよ」
夫「これから寒くなってくるしね、気を付けないと」
家計簿アプリを見ながら、岡本さん夫婦は、こんな感じでお金の使い方を振り返っています。
実は、このアプリ、単に節約を促すだけではなく、「お得を見逃さない」機能も・・・
【貯まったポイントも無駄にしません!】
航空会社のマイレージや、たくさんある企業のポイントカードもこのアプリが一括管理してくれて、何ポイントたまっているのかが一目瞭然!
――Q:ザイム初めて変わった?
【岡本さん】
「そうですね、結構今まで無駄遣いが多かったんですけど、それこそちょっとコンビニでスイーツを買うとか、やっぱりそれが(アプリに)反映されてみると、節約に繋がっていってるんじゃないかなと思う」
――Q:増税後、Zaimの利用者は増えました?
【Zaim 綿島琴美 執行役員】
「例年10月1日ってすごく増えるんですけど、今年は特に、前年の倍ぐらいのユーザー登録数がありました。それだけ消費税増税が影響しているのかなと思います」
本当に便利な「家計簿アプリ」。利用しているのは、若い人だけではありませんよ!
【年金から資産運用まで シニア層にも広がる”家計簿アプリ”】
「ペイペイで」現在は、ほとんどの買い物をキャッシュレスでしているという、68歳の谷口美幸さんが、利用しているのは、「マネーフォワードME」という、家計簿アプリ!
【谷口美幸さん(68)】
「銀行でいけば大阪信用金庫、関西みらい銀行、南都銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行ですね。あと、クレジットカードだったら、アメリカンエキスプレスカード、イオンカード2つ、三井住友カード、あとヤフーカード、あとTポイントとか年金も紐づけされてます」
――Q:ありとあらゆる使うお金が ここに紐づけされている?
「そういうことです」
こちらのアプリは、銀行や、クレジットカードはもちろん、年金から証券、信託、暗号通貨に至るまで、なんと2600以上もの金融関連サービスと連携させ、資産を一括管理することができるんです!
老後の貯えの目安になると、シニア世代からも人気で、この3年間で、50歳以上の利用者は、約2倍に急増しています。
【谷口美幸さん(68)】
「お金の管理が楽なことは楽。やっぱり手持ちの資産が今はプラスだけど、これがマイナスになったら不安になるから、それがいかにマイナスにならないようにするか大事」
運営会社は、月に1度、利用者を集めた座談会を開催してくれます。
こうした場で、アプリを使ってどれだけ節約ができたかや、老後の 資産についても相談し合うことができるんです。
今回は、特別に関西の利用者9人に集まってもらいました。
【参加者の男性(65)】
「千円ずつでも長期にいろんなものに分散して積み立てていけば必ず財産になる」
【参加者の男性(58)】
「ゴールドを買ってみるとか、それから不動産を投資するとかっていうのを少しずつやっていくのがおもしろいんじゃないか」
――Q:痛い目にみることはない?
【参加者の女性(61)】
「株とか投資信託でも痛い目にはあう。自分できっちり勉強して落とし込んでいって自分の財産、資産を守っていく」
【薄田キャスター】
「普段あまりオープンに話できないような、ご自身の資産の話や将来設計の話をざっくばらんに話されて。自分がほんとうにあっけらかんとのほほんと何も考えずに、お金のことはなんとかなるさぐらいで生きてきたのが恥ずかしくも感じる」
【参加者の男性(69)】
「証券の口座とか、銀行口座とか、たくさんあるので、いままで、個別に全部していたけど、それが一括で分かるので、総金融資産がいくらとかね。すぐにわかるので、便利ですね」
【参加者の女性(65)】
「レシートをパシャっとやるだけで、(使った金額が)出てくるのがある。家計の分。それがあの、面白くて。いまちょうどね、消費税の関係でね、どうなっているのかなと思いながら」
家計簿アプリ、皆さんも一緒に始めてみませんか?