100年前のクラシックカーをもう一度走らせたい。
徳島の大学生が自分たちの手で復活させようと挑戦しています。
レトロな雰囲気漂うアメリカの車「T型フォード」。 1912年式は、世界で初めて大量生産され注目された車です。 復活に取り組んでいるのは徳島工業短期大学で自動車整備士を目指す大学生たちです。
大学に展示されていたT型フォードに魅了されたようです。
【自動車工学専攻2年・三井悠豊さん（21）】
「見てたんですよ、気になる点があって塗装とかもはげていたので。教授によっては直せないのではないかという反応もありましたけれど。じゃあ直してやろうじゃないのと思って本気で取り組んでみたんですよ」
修復にかかる費用は学生がクラウドファンディングで集めました。
【技術者と学生】
「いけてる？」
「シューっていう音は聞こえますね…」
長年の傷みはあらゆる部分で不具合を起こしていました。 熟練の技術者から指導を受けながら約3カ月、作業を続けました。
復活したT型フォード。
大学構内では走行テストが行われました。 果たして…
【技術者と学生】
「スピードよく出るなぁ」
「コーナリングもいいですね」
走り出しは順調で見事完成！と思われましたが…
【自動車工学専攻2年・三井悠豊さん（21）】
「（タイヤが）パンクしました、左後ろ。こういうこともありますよね」
一難去ってはまた一難。
学生の夢をのせた「T型フォード」は、10月22日に大学でお披露目…の予定です。
（関西テレビ「newsランナー」2023年10月11日放送）
