ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、2日ジャニーズ事務所が会見を開き、事実上の解体を発表しました。 その他にも新会社の設立や社名の公募などが伝えられた会見、関西のファンはそして被害者はどう受け止めたのでしょうか。
■性被害の当事者からは「社名変更は評価したいが情報不足」
午後2時から行われたジャニーズ事務所による記者会見。
会見には東山紀之社長とグループ会社の井ノ原快彦社長が出席し、藤島ジュリー景子前社長の姿はありませんでした。
この会見を見守った「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の副代表で、自らも被害を受けた石丸志門さんは…
【ジャニーズ性加害問題当事者の会 石丸志門副代表】
「強いて言えば、新しい会社をたたむということに最初から言及したことに対しては評価したいところではあるんですけども。やっぱりきょうの会見を見る限りでは情報不足ではないかなと思いますね」
■社名変更についてファンからは戸惑いの声
社名が変わることについて、ファンからは戸惑いの声も聞かれました。
【ファンは】
「名前は変えなくていいと思っていて」
【ファンの母親】
「変えて何が変わるのかわからない」
また、被害者の補償についてはこんな意見も。
【ファンは】
「私たちのグッズ、コンサートの売り上げから支払われるなら(被害にあったという)事実確認はしっかりしてほしい」
【ファンは】
「ファンとしても今まで私たちが使ってきたお金が(補償に)使われるのとか、そのお金はどういう風になるのかわからないので何とも言えない」
また街の人からは今回の会見に厳しい意見が聞かれました。
【街の人は】
(Q.藤島ジュリー氏は救済していくとのことだが?)
「信用できるかどうかも全然分からない」
「(社名変更は)いろいろと企業さんとのお付き合いもあるでしょうから、要望に応えたのでは…と思うけど、本質的な部分でどうかな、というのは残りますね」
再出発を図るジャニーズ事務所の行方は…そして、被害者の納得のいく救済はできるのか。
(関西テレビ「newsランナー」 2023年10月2日放送)