昔の思い出が詰まったまま…電源が入らなくなった“ガラケー”。そんな“ガラケー”を再起動させるイベントが開かれました。どんな思い出がよみがえったのでしょうか。
■“ガラケー”を再起動させるイベント開催! よみがえる「大切な思い出」
もう充電器がない、充電しても電源が入らない古い“ガラケー”。
「大切な写真が入っていたのに…」なんてことありませんか?そんなガラケーを復活させ、中の写真をプリントするイベントが9月15日に大阪で開かれました。
再起動したガラケーの中に、結婚した娘が小さかった頃の写真があり、喜ぶ参加者。
【参加者】
「もう懐かしいって。ちょっと人生のご褒美みたい」
一方で、電源が入らない歴代のガラケー4台を持って、息子と一緒に訪れた70代女性。見つけたいのは20年前に飼い始めた猫の「なっちゃん」の写真。
–Q:どうして飼い猫の写真を?
【息子と訪れた参加者女性】
「今、現在のなっちゃん、もうだいぶ弱っている。20歳と75日」
なっちゃんは今、毎日病院で点滴を受け、家ではスポイトで栄養補給する「要介護」の身に。元気だった頃の写真を残しておきたいというのです。
電源が入らなくなってしまった“ガラケー”。特殊な機械を使ってバッテリーを充電するなどして再起動を試みます。 果たして電源を入れることはできるのでしょうか?
【スタッフ】
「今、電源つきました」
【息子と訪れた参加者女性】
「猫の写真が入っていたらいいな…」
そして、なっちゃんの写真はあったのでしょうか…
【息子と訪れた参加者女性】
「あ、写っている、なっちゃんの写真。あるやん、ほら。めちゃめちゃ若い時の写真だわ」
ガラケーに残っていた3、4歳の頃の元気な、なっちゃんの姿。
【息子と訪れた参加者女性】
「涙出そう…。今、必死でこらえている。20年も一緒にいるからね」
–Q:「なっちゃん」はどんな存在?
【息子と訪れた参加者女性】
「うちの子どもより大事」
–Q:お母さんが喜んでいる姿を見て?
【参加女性の息子】
「良かったと思います。
(Q.猫の方が大事とか言われて?)
いつも言っているんで、気にしてないですよ」
イベントを主催したKDDIの担当者は…
【KDDIブランドマネジメント部 北山健太郎さん】
「思わぬ思い出との出会いが結構あるんですよね。お客さまが非常に喜んでいただいているところを見て、このイベントをやってきて、本当に良かったなと思っています」
みなさんも家に眠る“ガラケー”から大切な宝物が見つかるかもしれません。
(関西テレビ「newsランナー」2023年9月29日放送)