神戸市の久元市長は、新型コロナウイルスのワクチン接種について、12歳から15歳までの接種券の発送をストップすると明らかにしました。
神戸市では、11日から64歳以下の市民に新型コロナワクチンの接種券を発送します。
一方で、久元市長は10日の会見で、「12歳から15歳までの接種券の発送をストップする」と明らかにしました。
厚生労働省は今月1日からワクチン接種の対象年齢を「12歳以上」としましたが、萩生田文部科学大臣は8日に「発達段階の子供が大人と同じ量のワクチンでいいのか有識者に相談している」と述べていました。
【神戸市・久元喜造市長】
「(国が)アクセル踏んでいるのかブレーキをかけているのか、正直分からないので、大変当惑している。ワクチン接種は、国の役割を自治体が誠実に担う種類の仕事。国の方ではっきりした方針を示していただかないと、私たちは仕事ができないということです」
神戸市は、中学校・高校・高等専門学校での集団接種の検討もストップしています。