兵庫県の井戸知事は13日、新型コロナ病床の確保に向け、医療機関に対して特措法に基づく「指示」を行うべきとの議論があることについて、否定的な考えを示しました。
兵庫県の井戸知事は13日、緊急事態宣言の発令を受けてこの日2度目となる会見を開き、「医療体制が非常に厳しい状況となっている」として、改めて県民に行動の抑制を求めました。
一方で井戸知事は、病床の追加確保に向け医療機関に対し特措法に基づく「指示」を行うべきとの議論があることについて、「現時点で指示や命令を行う予定はない」とした上で、否定的な考えを示しました。
【井戸知事】
「指示をしたら病床が生まれ出てくる状況なら、いくらでも指示をするが、医師やスタッフがついてこないといけない。現実にコロナの体制を整えるには、一般病床の体制を振り向けることになる。バランスを取りながら対処していかなければならない」
井戸知事は感染症に対応できる民間病院などに対し、「引き続き協力をお願いしていく」としています。