久元神戸市がSNS上で「緊急事態宣言」要請の必要性を表明 (ツイッターより)
神戸市の久元市長は自身のSNS(ツイッター)で緊急事態宣言が必要とのメッセージを発しましたが、兵庫県は4日、宣言を求める状況でないとの考えを示しました。
久元市長は2日、ツイッターで「関東圏の知事からは緊急事態宣言の要請が出された。大阪府など関西圏の知事は、特措法の権限を有している広域自治体として、責任ある対応を」と述べました。
さらに翌3日にも、「兵庫県に申し入れたが、反応が鈍い。大阪府と協議し、責任あるメッセージを出すべき。広域自治体しかできないことだ」と発信しています。
これに対し兵庫県の井戸知事は4日、「我々もどう対応するかが当面の課題になる」と述べ、明言しませんでしたが、県の担当者は「今の状況を見る限り、そこまでは至っていない」と、否定的な考えを示しました。
神戸の経済界からも宣言をけん制するような声が上がっています。
神戸商工会議所の家次会頭(シスメックス会長兼社長)は4日の会見で、「ダメージが蓄積していて最初の緊急事態宣言の時とは違う。経済活動の停止はできるだけ避けてほしいというのが基本的な姿勢」と述べています。