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福岡県議会の“ドン”蔵内勇夫前議長「私は嘘はついていない」議員辞職後初の会見で金銭授受疑惑を改めて否定 告発した議長・副議長経験者らに怒りも 「私は大変、名誉を汚されました」11月05日 17:19

福岡県議会の蔵内勇夫前議長(72)がきょう=11月5日、記者会見を開き、金銭授受疑惑について「そのような事実はございません」と改めて否定しました。 蔵内氏が公の場に姿を見せるのは、8月の議員辞職以来およそ2カ月半ぶりです。 この会見を受けて、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、コメンテーターでニュース解説メディアの編集長・石田健氏が、「告発者は金銭授受が慣習だったと話している」と指摘。 「議会全体の慣習だったのかどうかが、うやむやになった」と批判するとともに、地方議会でも金銭の動きについて詳細に明かすべきだと制度の問題点も指摘しました。 ■議長・副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑

蔵内氏は「福岡県議会のドン」と呼ばれ、およそ40年にわたり県議を務め、県議会議長や全国都道府県議会議長会会長にも選ばれ、福岡県政に影響力を及ぼしてきました。 ことし7月に吉松源昭県議がテレビ西日本の取材に答え、議長・副議長ポストをめぐり、金銭授受があったと告発したことで問題が表面化しました。 これまでに議長・副議長経験者4人が実名で金銭授受があったと告発していますが、蔵内氏は一貫して疑惑を否定。 しかしことし8月、「議会の混乱を避けるため」として、議員辞職を表明しました。 ■金銭授受疑惑の告発者に怒りも「私は大変、名誉を汚されました」

議員辞職からおよそ2カ月半経って、開いたきょう=5日の記者会見では、次のように語りました。 【福岡県議会 蔵内勇夫前議長】「議員を離れて2カ月以上が経った今でも、県議会のことを思うと、さまざまな思い出がよみがえってまいります。あのとき、私が身を引くことが県議会の再出発のために必要だったという思いは、今も変わっていません」 その上で、疑惑については「私は嘘はついておりません。確信があります」と述べて改めて否定したほか、告発者に対して怒りをあらわにする場面もありました。 【蔵内勇夫前議長】「とても信じられない話ですが、そういったことをおっしゃることには、大きな背景があると思っています。私は大変、名誉を汚されました」 そして会見は「本当に40年間ありがとうございました」という言葉で締めくくられました。 ■「個人の問題ではなく、議会全体として調査するべきだ」

会見終了後、金銭授受について告発した新村元副議長はテレビ西日本の取材に対し、『あれだけ大金を渡したのに、記者会見ではそんなのもらっていないと全否定した。どっちもどっちという水かけ論に持っていくのだろう』と話しています。 ニュース解説メディアの編集長である石田健氏は、蔵内前議長個人に金銭の授受があったかどうかだけでなく、告発者側が慣習だったと主張している点に注目しました。 【石田健氏】「告発者側は、これが『慣習』だったと言っています。議会全体にそういう慣習があったのであれば、個人の問題ではなく、議会全体として、あるいは自民党の県連も含めて、調査をするべきだと思います。そのあたりがうやむやになったことが、1つ心残りです」 ■「制度上の問題をどうにかしなくてはいけない」

その上で、石田氏はこうした「疑惑」が生じていることについて、地方議会という、制度面の課題を挙げました。 【石田健氏】「県民の民意は非常に重要になります。ただ同時に、県議の政治資金に関する透明性は、国会議員に比べて低いんです。 たとえば国会議員であれば、一定の金額以上は詳細な明細を出さなくてはいけませんが、地方ではある程度、丸めることが可能になっています。 こういうところに、問題の温床があるんじゃないかと、どうしても感じてしまいます。制度の見直しも含めて考えてほしいですね」 (関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年11月5日放送)

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