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「怒りに震えた」被害訴える元女性検事 部下だった女性に性的暴行加えた罪に問われた元大阪地検トップ 2年前の初公判から一転、無罪を主張10月27日 16:17

元大阪地検トップが部下だった元検事の女性に性的暴行を加えた罪に問われている裁判。 元検事正の北川健太郎被告(67)は、起訴内容を認めた2年前の初公判から一転、無罪を主張しました。 裁判の取材を続ける水本翔記者が大阪地裁前から中継で伝えました。 【水本翔記者】 北川被告は検事正だった時よりも、だいぶやせた様子でした。 封筒から自身の主張が書かれた書面を出し、目を通していて、時折、傍聴席を見る様子もありましたが、感情を読み取ることはできませんでした。 被害者である元検事のひかりさん(仮名)が、遮へい板で覆われた検察側の席に座る前で、北川被告が証言台に座り、起訴内容について問われると、小さな声で「性交した事実については争いません。(女性が)抗拒不能であったことについては否認し、争います」と早口で主張しました。 ■「頭のいい人が知識を悪用すると、虚偽のストーリーがつくれるんだなと思って怒りに震えた」

ひかりさんに休廷中に話を聞くと「検察が被害の状況を法廷で話しているときに思い出して泣いていた。北川被告側の主張について、頭のいい人が知識を悪用すると虚偽のストーリーがつくれるんだなと思って怒りに震えた」と話していました。 初公判で北川被告は公訴事実を認め、「争うことはしません。反省し謝罪したい」と話していました。 無罪主張に転じた理由については、弁護人は冒頭陳述で、「当初はこれ以上検察庁に迷惑をかけたくないと思っていたが、ひかりさんが現職検事として会見を開き、組織批判などがあり、事態が深刻化することに衝撃を受け、方針が誤っていたと思うようになり、自らの記憶と認識に沿って主張するようにした」と主張しています。 ■「準強制性交等致傷罪」への変更を求め続けてきたひかりさん 検察は因果関係の立証が難しいとして行わず

ひかりさんは北川被告が問われている「準強制性交等罪」ではなく、心に重いケガをした「準強制性交等致傷罪」への変更を検察に求め続けていました。 北川被告の事件の後、職場で同僚の副検事から被害者名を言いふらされるなど二次被害を受け、検察組織への不信感が高まり、一般市民に検察トップだった被告に忖度なく裁いてほしいと願っていました。 しかし、検察は因果関係の立証が難しいとして、準強制性交等致傷罪の適用は行わず、被害者として参加するひかりさんに直前まで裁判での主張方針など十分な説明はなかったということです。 ■「国民の負託にこたえる検察を目指したい」 事件は会見の半年後に発生

私は北川被告が検事正に就任した8年前も司法担当をしていて、大阪地検で行われた就任会見も出席していました。 大阪地検特捜部による証拠改ざん事件で、国民の信頼を大きく失墜することになったことに触れた北川被告は、トップとして「国民の負託にこたえる検察を目指したい」と話していました。 しかし、この事件はその会見の半年後に発生しています。 ひかりさんは今後の被害を防ぐために検察組織を第三者による調査が必要だと訴えていましたが、受け入れられず辞職をしました。 検察は独自捜査や、処罰を求める起訴をするかどうか決めるなど、最も強い捜査権を持ちながら、不祥事が繰り返されてきたからこそ、外部の目で調査を行う必要があるのではないかと考えています。 (関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ」 2026年10月27日放送)

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