【現場報告】「約3週間冠水続いた」台風25号で深刻な冠水被害の千葉・酒々井町 “根本原因”解決しないまま排水ポンプ車で大雨警戒 台風30号から変化の温帯低気圧と前線の影響で関東~四国で警報級の大雨恐れ10月26日 16:24
週末から日本列島を襲った台風30号。
温帯低気圧に変わった後も、週末から各地で強い雨が降り続きました。
26日、午後1時30分時点で台風30号だった温帯低気圧は九州の西の海上にあり、九州北部では雨が強まっています。関東から四国で警報級の大雨が降る恐れがあります。
先月の台風25号で深刻な冠水被害があった千葉・酒々井町では、今後の雨に警戒が強まっています。
現地から坂元龍斗リポーターが中継しました。
■“約3週間”浸水続いた千葉・酒々井町
【坂元龍斗リポーター】「千葉県の酒々井町に来ています。現地では雨が降ったり止んだりしており、中継の時点では少し強まってきています。このあと24時間で100ミリ降るという予報になっています」
この場所は、先月21日に首都圏を直撃した「台風25号」によって約3週間水が溜まり、冠水していた地域です。
【坂元龍斗リポーター】「(当時は)家の1階の半分ぐらい水に浸かるくらい水が溜まっていました。(水が)本当に引かない状況が続いて、大雨で山が水分を含んでいたので、その水がじわじわ出てきて、水位がどんどん上がってしまう状況が続いていた」
取材に応じた住民の言葉も、坂元リポーターの記憶に残っているといいます。
【坂元龍斗リポーター】「住民の方が『生き地獄です』とおっしゃっていたのが、非常に記憶に残っています」
■当時はブランコの上部しか見えなかった公園
国土交通省によると、ポンプ車による排水などを続け、今月13日になってようやく冠水が解消したということです。
【坂元龍斗リポーター】「この場所に『こうして道路があったんだ』、と初めて見ました。奥に公園がありますが、当時はブランコの上の方しか見えていなかったので、『公園がこういう形だった』というのもいま、初めて見ている状況です」
元々この地域は、排水機能によって川の方に水が流れるようになっていましたが、崩落した盛り土で近くの川がせき止められ、水が溢れ出し冠水が長期化したということです。
■排水機能は戻らず…雨量増えれば排水ポンプ車で対応
台風30号は温帯低気圧に変わったものの、停滞した前線との影響で関東でも警報級大雨の恐れがあります。
酒々井町は、今回の大雨への警戒を強めています。
【坂元龍斗リポーター】「土砂崩れで排水機能自体は潰れてしまっているままなので、水位が上がってきたら、排水ポンプ車をいつでも稼働できるように準備している状態だということです」
26日現在も、国土交通省の排水ポンプ車などが多数停まっています。
しかし、排水を続けるだけでは根本的な解決とはならず、雨量が排水機能を超えれば再び浸水する恐れもあるということです。
【坂元龍斗リポーター】「国交省の排水ポンプ車がなどがたくさん停まっているので、水を吸い上げる機能はかなりあると想像します。ただ、住民の皆さんとしては、根本的な原因の解決にはなっていないので、そのあたりの恐怖は消えることはないと感じます」
■住民「雨が降るたびにどうしても怯えてしまいます」
住民の生活は、いまだ元には戻っておらず、いまも8世帯16人が避難しているということです。
【坂元龍斗リポーター】「取材した家は1階の半分ほどまで床上浸水し、約3週間水に浸かっていた。家もすごく水分を含んでいると思いますし、元の生活に戻るのはかなり大変なんだろうなと想像します」
住民からは「雨のたびに不安が募る」といった声が聞かれました。
【坂元リポーター】「『雨が降るたびに土砂崩れの場所、排水ポンプの場所が気になって、また水が来ないかなという恐怖に、どうしても怯えてしまいます』とおっしゃっていました」
26日正午から24時間の酒々井町の最大雨量は100ミリと予想されています。
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2026年10月26日放送)