【訃報】福田康夫元総理が死去 憲政史上初の親子二代の総理 政治ジャーナリスト青山和弘氏「非常にクールな印象が強い。“偉大な総理”だった父の陰で苦労した面もあったと思う」10月26日 16:14
福田康夫元総理大臣が、10月22日に死去しました。90歳でした。自民党がきょう=26日、発表しました。
福田元総理は、第一次安倍内閣の後を受けて2007年9月に総理大臣に就任。在任中は、参議院で自民党が過半数を割り込む、いわゆる“ねじれ国会”で国会運営に苦しみました。
2008年9月に退陣を表明した記者会見では、「内閣改造から1カ月ほど」で辞任の考えを表明した際に、記者から「人ごとのように聞こえる」という質問を受け「自分自身を客観的に見ることはできる。あなたと違うんです」と答え、当時、話題になりました。
中国との関係が深く、総理在任中から退任後も、日中関係の改善に努めました。
父の福田赳夫氏も元総理大臣で、憲政史上初めて親子二代での総理大臣経験者でした。
■青山氏 福田元総理は「非常にクールな印象が強い」
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した政治ジャーナリストの青山和弘氏は、福田康夫元総理が在任していた頃、自身が日本テレビの「総理官邸キャップ」という立場だったと話し、「非常にクールな印象が強い人でした」と語りました。
また、在任中は参議院で与党が過半数を割り込む“ねじれ国会”で、法案審議がうまく進まないなど、国会運営に苦しんだことや、辞任表明会見での「あなたと違うんです」発言について振り返りました。
【青山氏】「『ねじれ国会』に非常に苦労して、当時野党だった民主党の小沢一郎代表と『大連立構想』(※)をした。結局、それはうまくいかなかった。
そんな中で1年ほどで政権を“投げ出す”というような形になってしまい、記者会見で、『あなたとは違うんです』と、記者に声を荒らげて。それでまたそのクールさみたいなものがより印象強くなってしまった」
※「大連立構想」…当時の自民党と野党第一党だった民主党が連立政権を組む構想。
■「『偉大な総理』と言われた父の陰で苦労した面もあったと思う」
その上で青山氏は、福田赳夫元総理を父に持つということについて、次のように康夫氏を慮りました。
【青山氏】「父の福田赳夫さんは、周囲でも『偉大な総理だ』と話す人が多かった。その偉大さの陰で、息子として苦労した面もあったと思う」
また日中関係の改善などアジアを重視した外交姿勢だったことを踏まえ、当時の自民党について振り返りました。
【青山氏】「今の高市総理とは姿勢が違いますが、派閥は同じ“森派”・“安倍派”の流れ。同じ派閥の中でも、小泉(純一郎)さん、安倍(晋三)さん、福田さんとそれぞれちょっとタイプが違った。そういう色合いが政治の妙だったと思います」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年10月26日放送)