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取り調べで「あなた大罪人ですよ」 は「“例え”だった」 特別公務員暴行陵虐罪に問われた元特捜部所属・現役検事の被告人質問 「もっと違う言い方があった」と裁判で初めて“改善の余地あった”示す10月19日 20:18

大阪地検特捜部にいた現職の検事が取り調べで恫喝的な言動などをした特別公務員暴行陵虐罪に問われている裁判。 無罪を主張する検事は、取り調べ相手に「大罪人ですよ」と発言したことについて、「例えだった」と主張しました。 取り調べで罵倒や恫喝など苦痛を与える行為を行ったとして罪に問われている田渕大輔検事(54)。 2019年、大手不動産会社「プレサンスコーポレーション」の社長だった山岸忍さんが当時の部下らと共謀し21億円を横領したとして逮捕・起訴された事件を担当しました。 ■大声で「検察なめんなよ」机叩く様子も…”うその供述”につながった取り調べで“罪”に問われることに

この事件では田渕検事の取り調べで部下が「山岸さんが関与していた」という内容の供述をしたことが決め手となり、山岸さんが逮捕・起訴されます。 しかし、その刑事裁判で供述が嘘と判明し、山岸さんは無罪になります。 部下の取り調べの様子を記録した映像には田渕検事が「なんでそんないい加減な説明するんですか!検察なめんなよ!」など大声を出したり、机をたたいたり様子が記録されていました。 そして裁判所の判断で、田渕検事は、部下に苦痛を与える恫喝的、威圧的、脅迫的な言動をしたとして特別公務員暴行陵虐罪に問われることになったのです。 ■「大罪人ですよ、あなたはその損害を賠償できます?」の意図は“例え”

きょう=19日に行われた被告人質問で注目された取り調べの発言。 「プレサンスの評判を貶めた世界の評判を貶めた大罪人ですよ。あなたはその損害を賠償できます?10億、20億じゃすまないですよね」(取り調べの記録映像に残された田渕検事の発言) 山岸さんの部下に「大罪人」という言葉を投げかけた発言した意図について問われると、田渕検事は「(部下に)『あなたの主張であれば、おかしな帰結(結論)になってしまう』ということを、私なりの例えで説明したという趣旨だった」と説明。 あくまで“例え”で説明しただけだとして、脅迫の意図は否定しました。 一方で「“例え”として大げさだった」「もっと違う言い方があった」と今回の公判で初めて改善の余地があったことを示しました。 ■大声出したのは「いいとは思っていません」

検察役の指定弁護士は、取り調べで大声を出した意図についても質問しました。 <19日の被告人質問より> 【検察官役の指定弁護士】「否認している被疑者に大声で怒鳴ったりすれば、嘘をつかないようになると思ったんですか?」 【田渕検事】「私がこれだけ追及をしていれば、本人の口から嘘をついていたと認める供述を打ち明けるだろうとは思っていました」 【検察役の指定弁護士】「取り調べのテンションを決めるのは、あなた本人ですよね?検察の研修などでそういったことは習ったんですか?」 【田渕検事】「今回の取り調べも含めて、私が取り調べのテンションや手法を選択しました。そういったことを取り調べでしてもいいと学んだことはありません。私もそのようなやり方がいいものだとは思っていません」 現職検事が被告人となった異例の裁判。被告人質問は20日も行われる予定です。 (関西テレビ「newsランナー」2026年10月19日放送)

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