「いまも動悸や息苦しさに襲われる」学校通えずPTSDにも 中1でいじめ被害から14年… 27歳が実名・顔出しで語る今も続く苦しさ 第三者委員会報告を救済にどう生かすか 全国学校事故・事件を語る会10月19日 17:00
学校でいじめの被害などを受けた子供の救済や回復について考えるシンポジウムが神戸市で開催されました。 シンポジウムでは中学1年生だった2012年に、複数の同級生からいじめを受けた佐賀県鳥栖市の佐藤和威さん(27)が実名で、顔を出して被害の実態を語りました。 佐藤さんはエアガンで撃たれ、およそ100万円を脅し取られたほか、包丁を投げられるなどの暴行を受けて学校に通えなくなり、PTSDの診断も受けました。 いじめを受けていた夏の時期は食事を十分にとれず、その影響から加害者の記憶を遠ざけるために、14年が過ぎた今でも夏は過食に走ってしまうなど、後遺症が続いています。 【佐藤和威さん】「(何年経っても)他人の一言やニュース、場所に、加害者や学校の先生が重なると過剰反応して動悸や息苦しさに襲われます。 (いじめ被害を)訴え続けた側が学びの場を失い、暴力をふるった加害者たちは変わらない日常生活を過ごす。『軽い気持ちだったから』とでもいうのでしょうか。とてもおかしいことだと思います」 佐藤さんの場合、教育委員会は当初、第三者委員会による調査を拒み、加害者の責任を認めた民事裁判などを経て、ようやく第三者委員会が設置。 ことし3月になって学校や教育委員会の当時の対応が不適切だったとする報告書がまとめられました。 佐藤さんは「報告穂が出たからと言って解決ではない」と訴え、会場の専門家からは「こうした調査が被害者の救済につながるべき」などといった意見が出ました。