関西のニュース

【解説】辞任の簗農水大臣 “道路予算カット”発言の背景に「保守分裂」とジャーナリスト鈴木哲夫氏 し烈な争いで「選挙区での言動や秘書とややこしい問題とか話があった。高市総理は把握できていたのか」10月15日 01:57

さまざまな疑惑が指摘されていた簗和生農林水産大臣は、きょう=14日午後6時半ごろに、大臣の辞表を提出しました。 ジャーナリストの鈴木哲夫氏は簗大臣が最初に指摘された「自身を支持しなかった首長がいた自治体の道路予算をカット」したという発言の背景には「選挙区が保守分裂していることにある」と解説。 し烈な議席争いがある中で、簗大臣を巡っては「選挙区でいろいろ言動があるとか、秘書との関係でややこしい問題があるとか、いろいろな話が実はもうあった。高市総理は把握できていたのか。任命責任がある」と指摘しました。 ■ジャーナリスト鈴木哲夫氏「高市総理には任命責任がある」

辞表を提出するまで、簗大臣を巡っては、与党議員から「総理はお怒りモードだ」といった声も挙がっていたといいます。 これを踏まえて、永田町取材歴も長いジャーナリストの鈴木哲夫氏は「怒りはあるかもしれないが、高市総理には任命責任がある」と指摘しました。 【ジャーナリスト鈴木哲夫氏】「『大臣に誰を就かせる』というときには、事前に“身体検査”ではないですが、その人に過去、問題があったのではないか、など、いろいろなことを裏で調査するなど、手続きをします。 今回の簗大臣のいろいろな問題の中で、『自分を選挙で応援しないと予算を削るぞ』というようなことを言った、その録音の音声は(報道機関の取材で)簡単に出てきました」 ■“道路予算カット”発言の背景に「保守分裂」か さらに鈴木氏は、簗大臣の選挙区について、自民党で金融担当大臣などを務め、離党して「みんなの党」を結党した渡辺喜美氏が強かったと述べ、「元自民」と「自民」が争うし烈な選挙があったことも「“道路予算カット”発言の背景」と解説しました。 【ジャーナリスト鈴木哲夫氏】「それからこの選挙区は、もともと渡辺喜美さんが強かった選挙区です。 ある意味では保守分裂の土壌なので、そういうこともあって与党・自民党と野党が戦っているところはわかりやすいのですが、与党の中とか自民党の中で、内部で分裂したり、対立したりすると、人間関係はドロドロします。 簗大臣がああいう過激な発言をしてしまうのも、そういう非常にドロドロした人間関係みたいなものが選挙区の中にあるということも背景にあります ■簗大臣 報じられる前から“疑惑”か「いろいろな話が実はあった」 さらに簗大臣を巡っては、今回の問題が出る前から疑惑のようなものがささやかれていたと指摘しました。 【ジャーナリスト鈴木哲夫氏】「そういう中で、私が言いたいのは、簗大臣が選挙区でいろいろな言動があるとか、秘書との関係でいろいろややこしい問題があったと。いろいろな話が実はもうあったんですよ。 だから、そういうものをどこまで高市総理が任命するときに把握できていたのかどうか。 任命した責任は、高市総理が負っているという自覚が今後どう説明されるかが注目だと思います」 ■任命責任を軽くする?『自分で先に辞めた』 そして任命責任を巡って鈴木氏は、簗大臣が「自ら辞表を出した」という表現をしたことがポイントだと説明します。 【鈴木氏】「簗大臣を任命したのは高市総理で、その高市総理が切るということになったら、『任命したあなたの責任は?』となるが、『自分で先に辞めた』とした、今回の辞任劇は丸く収めるためのものになったといえます。 野党は任命責任の追及をするでしょうが、高市総理はおそらく、『任命責任は私にある。真摯に受けとめる』と言って、謝罪をして、『次の新しい大臣にしっかり仕事をやってもらいたい』というようなこと以上は、多分、高市総理も言わないでしょう」 ■注目すべきは「高市政権の危機管理がうまく機能しているのか」 このように解説する一方で鈴木氏は、「高市政権の危機管理がうまく機能しているのか注目しなければならない」と指摘しました。 【ジャーナリスト鈴木哲夫氏】「だからこそ、僕たちは考えないといけないことがあって、それが『高市政権の危機管理の問題』。 『なぜこんなにグズグズしたんですか』と。『もうちょっと事実関係をはっきりさせて、もっと早く処分するべきだったのではないか』という、高市政権の今の危機管理がうまく機能しているのか、厳しく見ていかなければなりません」 (関西テレビ「newsランナー」2026年10月14日放送)

この記事をシェアする

最新のニュース

関西のニュース一覧