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【速報】「今後も同じあやまちが永久に続き、この国の司法が機能しなくなる」特捜部に逮捕・起訴され無罪が確定した男性 “嘘の供述引き出した恫喝取り調べ”検察捜査の違法性訴えた訴訟の控訴審始まり意見陳述09月17日 15:40

大阪地検特捜部に逮捕・起訴され、その後無罪が確定した大手不動産会社の元社長・山岸忍さんが、検察の違法な捜査について国を相手取り損害賠償を求めている裁判の控訴審が始まりました。 一審では「起訴が批判を受けるブブがあることは確かだが、国家賠償法上、違法ではない」と国の責任は認められませんでした。 17日に大阪高裁で開かれた控訴審の第一回口頭弁論の法廷で、山岸さんは「今後も同じあやまちが永久に続き、あるいは、もっとひどくなっていくかもしれません。そうなれば、国民は検察を信頼しなくなり、この国の司法が機能しなくなります」と検察の責任を認める判決を求めました。 ■取り調べで恫喝うけた部下が“嘘の供述” 特捜部の捜査の“違法性”問う裁判

プレサンスコーポレーションの元社長・山岸忍さんは、2019年、土地取引を巡り21億円を横領したとして大阪地検特捜部に逮捕・起訴されました。 逮捕・起訴の決め手となったのは、山岸さんの関与を認める内容の供述を当時の部下がしたことでしたが、部下が嘘の供述をしたことが明らかになり、無罪が確定しました。 取り調べを担当した田淵大輔検事は現在、恫喝など違法な取り調べでうその供述を引き出したとして特別公務員暴行陵虐罪に問われれています。 無罪が確定した後山岸さんは、検察に違法な捜査の責任を問い国賠訴訟を提起。 一審の大阪地裁は「検事の威迫により虚偽供述をしたことが明らかとまでは言えない」と指摘。 「山岸さんに対する起訴が、批判を受ける部分があることは確かだが、国家賠償法上違法ではない」として国の責任を認めず、山岸さんは判決を不服として控訴していました。 そして17日に始まった控訴審。 山岸さんは改めて、国の責任を認めるよう法廷で訴えました。 ■えん罪被害の山岸さん 17日の弁論での意見陳述全文

今回の裁判は、私が大阪地検特捜部に逮捕・起訴され、無罪となった事件について、「検察官の判断のあやまち」を問うものです。 私の無実を証明するものとしては、無罪判決が指摘した 3 月17日付けスキーム図だけでなく、たくさんの客観的証拠がありました。 そして、関係者に対する検察官の取調べに大きな問題があったことは、録音録画から明らかになっています。 にもかかわらず、国家賠償請求に対する大阪地裁判決は、私の請求を棄却しました。その理由は、客観的証拠や取調べの問題点をばらばらに切り離し、せまい視野にもとづいて判断したことによるものです。しかし、物事はすべてつながっているはすです。 証拠の全体を評価すれば、検察の判断のあやまりは明らかです。 私は、初めて田渕検事の取調べの録音録画を見た時、強い衝撃を受けました。 ドラマでも映画でもなく、これが今の日本で現実に行われている取調べだということが、とても信じられませんでした。 主任の蜂須賀検事は、田渕検事の取調べの録音録画を見たかどうか覚えていないと証言し、大阪地裁判決は、見ていなかったと認定しました。 しかし、上司である部長、副部長、そして総括審査検察官も見ていたという録音録画を、主任検察官が見たかどうか覚えていない、あるいは見ていない。一般常識として、そんなことは、あり得ません。 部下による大きな不祥事があるかもしれないときに、上層部だけが証拠を確認し、直属の上司は確認しない。そんなことがあり得るでしょうか。 蜂須賀検事は、自身が付審判請求をされていることから、自分の身を守るために嘘をついている疑いがあります。 また、付審判の裁判で明らかになったことですが、田渕検事の取調べについては、特捜部長も副部長もまったく問題にしなかったのです。それどころか、副部長は、「熱心な取調べをしていると感じた。」と、むしろ田渕検事のことを誉めてすらいます。 総括審査検察官(※)が、田渕検事の取調べに大きな問題があるということを指摘しなかったことは、制度がまったく機能していなかったことを意味しています。 ※総括審査検察官=特捜部が取り扱う事件のうち大規模・複雑困難と認められる事件について、捜査について独立した立場でチェックする検察官 特捜部は、検察官が机を叩いても、長時間怒鳴り続けても、不安をあおって脅迫しても、それらはすべて当たり前のことだという感覚なのです。 この国賠訴訟の控訴審では、特捜部長であった山下検事、総括審査検察官であった〇〇検事、〇〇検事の証人尋問を請求しています。裁判所には、是非採用していただきたいと思っています。 あの録音録画を見て、本当にひどい取調べとは思わなかったのか、なぜ正当化できると思ったのか、なぜ任意性があると思ったのか。素朴に聞いてみたいです。 さらに、付審判の裁判では、証拠がまったく存在していないのに、蜂須賀検事が、私のことを「本当に悪いやっ」と一方的に決め付けていたことがわかりました。 無実の人を、証拠もないのに「悪いやっ」と決め付けてよいのでしょうか。 これは人権蹂躙であり、とても腹立たしく思います。 最後に、私が大阪高裁の裁判官の皆さまに望むことを申し上げます。 今回の事件について、一つ一つの証拠を全体として評価してください。そうすれば、検察官の判断がいかに間違っていたかが、わかるはずです。 もし検察官の判断が正しかったということになれば、今後も、検察は同じあやまちをおかしてもよい、ということになってしまいます。 最近、日本全国で検察官による不祥事が繰り返されています。 この裁判の結論によっては、今後も同じあやまちが永久に続き、あるいは、もっとひどくなっていくかもしれません。そうなれば、国民は検察を信頼しなくなり、この国の司法が機能しなくなります。 間違ったことは、間違いだと素直に認めるべきです。それは、簡単なことです。 裁判所には、検察の間違いに対して、あやまったお墨付きを与えてほしくありません。裁判官の皆さま、どうか適正な判決をお願いいたします。

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