関西のニュース

【速報】近鉄京都線の脱線事故 会社が調査続けるも「トングレール」から何らかの理由で車輪が乗りあがり脱線したとの見方示す09月15日 14:44

近鉄京都線の京都駅構内でことし6月、列車が脱線した事故で、会社はきょう=15日、車両や線路の不具合はなかったものの、ポイント上に設置された特殊な形状のレールから何らかの理由で車輪が乗りあがり、脱線したとみられるとの見解を示しました。 ことし6月29日の早朝、近鉄京都駅の構内で橿原神宮前駅行きの始発の普通列車・4両編成のうち、2両目と3両目の部分が脱線しました。 この事故に伴うけが人はいませんでしたが、京都線は終日、一部区間で運転を見合わせるなど、大きな影響が出ました。 近畿日本鉄道によると、列車の運転士が京都駅を出発し約120m走行したところ、分岐器を通過中に、後ろから引っ張られるような感じを受けたので停車させ、現地を確認したところ、2両目と3両目の一部の台車が進行方向右側に脱線していたということです。 現場は「シーサースクロッシング」と呼ばれる線路を切り替える分岐器(ポイント)がカーブ上にある珍しい構造で、国の運輸安全委員会が調査を続けていますが、会社も調査を行っていて、きょう=15日、その状況と当面の対応について説明しました。

近鉄の説明によると、現時点で詳細な調査を行った結果、車両と線路については、安全に列車を運行するための整備基準値の超過や部品の劣化・摩耗、取り付け状態の不備はなかったということです。 一方で、線路やレールについた傷から、何らかの理由で3両目の車輪の一部がポイント上で「トングレール」と呼ばれる、列車の進む方向を切り替えるために左右に動く先端がとがったレールから誤った方向に乗りあがったとみられ、この影響で最終的に2両目の車輪も脱線したとみられるとしています。 こうした状況を踏まえ、近鉄はポイントでの部材変更や、そもそも脱線しにくい状態に整備するなど、脱線を防止する対策を順次講じるとしていて、一連の整備を行ったうえで、列車が速度を上げても安全に走行できることが確認できれば、通過制限速度を現在の時速15キロから30キロに戻すとしています。 ただ、脱線の原因については現在もわかっておらず、会社は引き続き調査を続けるとしていうことです。

この記事をシェアする

最新のニュース

関西のニュース一覧