【現場報告】「あふれた川の周辺住人は『あっという間に水かさが増えた』と。雨が降る前に避難しなければならないが判断は難しい」と取材アナウンサー 「1時間に100ミリ超」猛烈な雨で被害相次いだ名古屋09月09日 18:38
きのう=9月8日、1時間に100ミリを超える猛烈な雨に見舞われた名古屋市。市内では川の水があふれるなど、各地で被害が起きました。
さらに気象台は愛知県できょう=9日夜のはじめごろまで、再び線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあるとしています。
9日午前中から名古屋市内で取材を続けていた関西テレビの川島壮雄アナウンサーは、9日午後5時ごろの現状を報告。
「越水が起きた川の周辺に住む人たちは『あっという間に水かさが増えた』と話していて、一気に雨が降る場合、避難の判断が難しい」と説明しました。
■名古屋市内 9日午前は雨やむも…午後は断続的に強い雨
【川島壮雄アナウンサー】
名古屋市内を流れる植田川に来ています。きょう=9日の名古屋市内は、朝から取材をしていると、昼ごろまではほとんど雨は降っていませんでした。
むしろ時折、晴れ間も見えて、じりじりと暑いなという印象も受けたのですが、午後2時ごろから雨が降り出し、非常に強くなりました。
そこからまた午後3時ごろには止みかけたものの、午後4時半過ぎには、かなり強い雨が降ってきました
■名古屋市内の植田川 8日は濁流・歩道に水あふれる
川の上流からはすごい勢いで水が流れてきています。私が来た午前中の段階では、川底も見えるぐらいの水位でした。
しかし、今=午後5時ごろでは、川岸までだいたい半分くらいの水位まで上がってきているということで、水位の上がり方を見ると、怖ささえ感じるぐらいの状況です。
きのう=8日の植田川は、茶色い濁流がうねりを上げてごうごうと流れているような状況でした。
川から水が溢れ出て、歩道までプールのようだったと、住人の方々は話していました。
■のり面の護岸も崩れるような状態
少し下流のほうに行きますと、張り巡らされている柵が崩れ落ちているところもありました。
川の法面の護岸ブロックもすべて崩れ落ちてしまい、中の土が見えてしまっていました。
さらに、今私がいる上流の辺りでも、歩道のアスファルトなどがめくれ上がってしまっていて、下の砂利が見えてしまっています。水がここまで来ていたという状況を物語っています。
■「雨が降り出してあっという間に水かさがました」難しい非難の判断
取材をしていて感じることですが、住人の方々は、みなさん口を揃えて「雨が降り出してからあっという間に水かさが増してきた」と話します。
また「降り出してきた雨を、窓を開けて確認しようとしたところ、外は真っ白で、前方5メートル、10メートルも確認できないくらいの雨が降っていた」ということです。
ですから、雨が降る前に避難をしなければなりませんが、判断が非常に難しいなと感じました。
雨が降り出してから避難することは、雨の強さ、そして一気に水かさが増してきますから、かなり難しいと思いますし、その雨が降る前の段階での判断、これが非常に重要になってくるのかなと、取材を通して感じました。
(関西テレビ「newsランナー」2026年9月9日放送)