関西のニュース

【中継】「雨が激しくて防災無線も聞き取れず」名古屋市内の川が激しい濁流で氾濫…一夜明け「車が水没」被害明らかに 名古屋で“観測史上最大”1時間104.5ミリの雨 9日も関東甲信・東海・近畿で大雨警戒を09月09日 16:28

きのう=8日、各地に大雨をもたらした秋雨前線と熱帯低気圧。 9日も各地で警戒が必要です。 8日、名古屋市では大規模な冠水が発生し、名東区の植田川は激しい濁流となり氾濫。 川岸の一部が大きく崩壊するなどの被害がありました。 一夜明けて判明した被害状況を、関西テレビ・川島壮雄アナウンサーが現状を報告しました。 ■ 「観測史上最大」名古屋では1時間に104.5ミリの雨量を記録

8日夕方、愛知県西部と岐阜県美濃地方には「線状降水帯」が発生。 名古屋市内では1時間の降水量が「104.5ミリ」という、統計開始以来最大の雨量が記録されました。 愛知県・岐阜県を流れる庄内川では「レベル5 氾濫特別警報」が発表されるなど、複数の川が氾濫しました。 片平敦気象予報士によると、都市部の排水能力の限界は1時間に約50ミリとされており、約2倍の雨が一気に降り注いだことになります。 【片平敦気象予報士】「1時間50ミリが都会の排水能力ぎりぎりいっぱい。その倍ぐらい降られると、もう流すことができない量なので、とにかく命を守ることしかできない」 ■ 植田川が氾濫…茶色い濁流が住宅街へ

8日、名古屋市名東区の植田川は激しい濁流で氾濫していました。 濁流は川沿いの柵を崩れ落とし、護岸のアスファルトを剥がして砂利と土をむき出しにしました。 川沿いの木々もなぎ倒されていて、「水圧・水流の強さを物語っている状況」と川島アナウンサーは報告しました。 【川島壮雄アナウンサー】「植田川は排水能力が非常にあるそうなので、それでも短時間で豪雨となるとこういう状況になるんだというのが、取材した感想です」 ■ 腰ぐらいの高さまで水が…

川沿いの住宅では、階段を上がったところにある扉まで水位が上がりました。 身長175センチほどの川島アナウンサーの「腰ぐらいの高さまで水が迫ってきた」という状況です。 車や物が置かれている倉庫のシャッターは閉まっていたにもかかわらず、中は水浸しとなり、趣味の道具など保管していた物が被害を受けました。 車のボンネットには土や草が付着し、車内も水に浸かっていた状態で、エンジンがかかるかどうかも確認できていないといいます。 ■ 車が立ち往生 道路をふさぐ

周辺の道路では、冠水によって動けなくなった車があちこちで確認されました。 歩道に乗り上げた状態の車のナンバープレートには、氾濫した川の草木が入り込んでおり、車ごと流されたような様子が見て取れます。 交差点で車が故障して立ち往生し、ほかの車が迂回せざるを得ないような状況も確認されました。 また、近くのマンションでは地下駐車場の天井付近、高さ2.2メートルのすれすれまで水が流れ込みました。 車を避難させようとした住人が駐車場から脱出しようとした直前に車が止まってしまい、駐車場の出入り口から車が動かせない状況になっています。 ■ 雨の音が激しくて「防災無線も聞き取れず」

近隣住民に話を聞くと、すべての方が「あっという間に水かさが増した」と口を揃えたということです。 30分から1時間もしないうちに道路が冠水し、少し雨宿りをして自宅に戻った際には、すでに危険な水位になっていたという話も聞かれました。 坂の一番低い位置に駐車していた車が水没したケースも確認されており、地形のわずかな違いが被害の大きさを左右していました。 【川島杜雄アナウンサー】「ちょっとした高さの差で、被害の明暗を分けるということが見て取れました」 近隣住民は「8日昼から夕方にかけて携帯電話の警報音が鳴り止まず、防災無線も流れていたといいますが、雨の音があまりにも激しくて聞き取ることができなかった。窓の外は”真っ白”で前がほとんど見えない状態だった」と話します。 ■ 9日も東海・近畿・関東で引き続き警戒を

9日の名古屋市は午前中こそ雨が少なく、時折晴れ間も見える状況で、植田川の水位も落ち着きました。 しかし、9日午後、発達した雨雲が西から東へ移動していて、近畿・東海・関東にかけて9日夜も大雨のおそれがあります。 10日朝までの24時間の予想降水量は、関東甲信で120ミリ、東海・近畿で200ミリです。 最新情報を引き続き確認し、道路の冠水、地下街への浸水、土砂崩れなどに警戒が必要です。 (関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年9月9日放送)

この記事をシェアする

最新のニュース

関西のニュース一覧