源氏の宝刀「鬼切丸」所蔵も 兵庫の多田神社が民事再生法の適用申請 近畿で神社の倒産は初09月09日 12:53
信用調査会社「帝国データバンク」によると、兵庫県川西市の宗教法人多田神社が先月24日までに神戸地裁へ民事再生法の適用を申請し、監督命令を受けたということです。
神社の倒産は宗教法人伊勢山皇大神宮(2003年)、宗教法人東照宮(2012年)に次いで3件目で、近畿では初だということです。
宝物殿には源氏の宝刀「鬼切丸」所蔵も
創建は平安時代の天禄元年(970年)にさかのぼるとされ、清和源氏発祥の地として高い知名度を有し、源光仲・源頼光・源頼信・源頼義・源義家を祀っています。
元は天台宗の寺院でしたが、明治4年(1871年)の神仏分離令で仏舎が廃されて「多田神社」になったということです。
本殿や拝殿、随身門は国の重要文化財に指定されていて、国の有形文化財に指定されている宝物殿(現在休館中)には源氏の宝刀「鬼切丸」などが所蔵されています。
帝国データバンクによると、2023年ごろから金銭面のトラブルが表面化し、2024年2月に当時の宮司が死去した後、9月に担保不動産の競売開始決定に基づく差し押さえを受けたということです。
神社側は争う姿勢をみせましたが、交渉が長期化し、早期解決のめどが立たず、裁判所の関与の下で再生をめざすことになったということです。
負債は現在調査中だということです。