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【速報】日野町事件のやり直し裁判 検察が当時有罪を立証した際の全証拠を“事実上撤回” 無期懲役言い渡され獄中で死亡した男性の「無実」近づく09月07日 17:59

42年前に滋賀県で起きた強盗殺人事件の「再審」=やり直しの裁判に向けた裁判所・検察・弁護団による三者協議がきょう=7日開かれ、検察が当時、有罪を主張した際に提出した全証拠について、事実上撤回したことがわかりました。 男性の有罪を指し示す証拠が一切なくなったことが確定したことになり、男性の「無実」がさらに近づくこととなります。 阪原弘さんは、1984年に日野町で起きた強盗殺人事件で無期懲役が確定し、服役中に病死しました。 阪原さんの遺族らによる再審請求でことし2月、裁判のやり直しが決まり、現在は再審に向けて裁判所・検察・弁護団による三者協議が続けられています。 ただ、これまでの協議で検察は阪原さんの有罪主張・立証を行わない方針を明らかにしていることから、阪原さんに無罪が言い渡される見通しです。 こうしたなか、5回目の協議がきょう=7日午後に開かれました。 弁護団によると、当時、検察が有罪を主張した際の証拠を再審で取り調べるかどうかが焦点となっていましたが、きょう=7日の協議で、検察は「(当時の証拠が)違法で証拠能力がないとは思っていないが、有罪主張をしないので、(再審で)取り調べないと裁判所が決定することに異議はない」と明らかにしたということです。 証拠の中には、当時の裁判で実施された証人尋問の調書なども含まれていますが、検察は全証拠について再審で取り調べないことに同意したということです。 これにより、かつて阪原さんの有罪を指し示すとして提出した証拠を検察が事実上、すべて撤回したことになります。 阪原さんの長男・弘次さんは「明らかに無罪判決が近づいた。なぜ父が逮捕されたのか、有罪判決を受けたのか。それを明らかにすることが、父に対する最大の供養になる」と話しました。 一方で、阪原さんの弁護団は「検察または警察の手元には事件当時、阪原さんにアリバイがあったことを示す捜査の証拠が残っているはずだ」として、引き続き検察に対し証拠開示を求めていくと話しています。 三者協議は10月15日、11月5日と続く予定で、再審の初公判の予定は現時点で立っていないということですが、阪原さんらは再審が終わったあと、捜査を行った滋賀県警や検察の責任を追及するための民事裁判を起こすことも視野に入れたいとしています。

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