【検証】子どもの体感温度は「大人より4度近く高い」 ベビーカーで実証、夏の外遊びに潜む危険08月04日 16:45
夏休み真っただ中の大阪市天王寺区で、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」の岡安譲アナウンサーが、子どもと大人の体感温度の差を実験で検証しました。
わずか数十センチの高さの違いから約4度の差が、生まれることが分かりました。
■「1日100人以上の子どもたちが訪れている」屋内遊び場の夏
岡安アナウンサーが訪れたのは、大阪市天王寺区にある「ボーネルンド プレイヴィル天王寺公園」。
子どもの遊びに特化した施設です。
屋内にはトランポリン、ボルダリング、ボールプールといった体を動かせる遊具が充実しています。
さらに福笑いや絵を描けるスペースなど、クリエイティブな活動ができるエリアも設けられていて、「体を動かすだけじゃなくて、一日中ここにいると楽しめる」施設となっています。
夏休みということもあり、1日100人以上の子どもたちが訪れているということです。
屋内であるため熱中症を気にせず遊べるのが最大の利点ですが、「せっかくの夏休み、外で子どもを遊ばせたい」という保護者の思いも根強くあります。
そうした保護者の“葛藤”に対応するように、なんとこの施設は屋内・屋外の両方で遊べるシステムになっています。
■「高さ」が違うから温度が違う 150センチで33.5度、ベビーカーで37.3度
岡安アナウンサーが屋外エリアへ出た瞬間、曇りで日差しは強くないものの「蒸しっとして暑い」と感じました。
「大人と子どもでは体感温度が違う」と言われますが、その理由は『高さ』にあります。
地面は太陽熱や照り返しで温められており、地面に近いほど気温が高くなります。大人より背の低い子どもは、常にその“高温ゾーン”にいることになるのです。
実際に検証してみました。
大人の高さに相当する地上約150センチの位置で気温を計測すると33.5度。
次に、ベビーカーに乗った子どもの目線の高さで計測すると37.3度。
その差は、実に3.8度です。
【岡安アナウンサー】「たった数十センチの差なんですが、これだけ違うということなんですよね」
■アスファルトならさらに悪化 子どもは「汗もかきにくい」
取材が行われた屋外エリアは砂場で、打ち水もされていました。それでも37.3度という数字が出ました。
【岡安アナウンサー】「これがもしアスファルトですと、もっと照り返しが強くなりますから、本当に保護者の方はくれぐれも注意して、子どもを外で遊ばせていただきたいなと思います。子どもは大人よりも汗をかきにくい、体温調整しにくいとも言われてます」
高い体感温度にさらされながら、汗でのクールダウンも大人ほど機能しないという子供特有の熱中症リスクが重なる構造がありますので、より注意が必要です。
■外遊びで実践できる対策
岡安アナウンサーが紹介した、子どもを外で遊ばせる際の具体的な対策は以下の通りだ。
・こまめに水分補給をする
・冷却シートを活用する
・お水をかけてあげる
この「お水をかける」という対策は、「ボーネルンド プレイヴィル」でも実践されています。
施設では「びしょびしょプログラム」と呼ばれる水遊びができるエリアがあり、子どもたちがカラフルなバケツを手に水をかけ合って遊んでいた。岡安アナウンサー自身もマイクとイヤホンを外し、その輪に加わります。
水をかぶり“ずぶ濡れ”になった岡安アナウンサーは「体感温度がだいぶ下がりました。ここに来ると、大人も子どもも一緒になって、ひんやりを感じることができます」と締めくくりました。
夏休みの外遊びは子どもにとって大切な体験です。ただ、その子どもが感じている暑さは、隣に立つ大人が感じる暑さとは別物だということを覚えておかなければいけません。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年8月4日放送)