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「30個で650円」通常品のほぼ半額 お得な“加熱用・チョイ割れB級卵”が人気 スーパーでは「10個入り税込み340円超」も “物価の優等生”のハズが 卵の価格高騰続く 地震でさらに値上がりの恐れも08月01日 17:00

「物価の優等生」とも呼ばれてきた卵の価格高騰が止まりません。ことし6月には、卵10個入り1パックの平均価格が309円と、過去最高値に並びました。 そんな中で、ある「おトク」な卵に注目が集まっています。 それは目では確認できないほどの“割れ”がある「チョイ割れたまご」。正規品としては販売できないものの、加熱用として、直売所で販売されているそうです。 しかし今回起きた熊本地震によって、さらに卵が値上がりする可能性もあるそうで、根本的な物価高対策が期待されます。 ■“大盛り玉子”トーストが売りの喫茶店主「家を解約して事務所で寝泊まり」

大阪市内の喫茶店、この店の看板メニューはトーストの上に、玉子を盛って、盛って、盛りまくる、10個以上の卵を使った、その名も「ビッグバン」です。 店では、1ケース10キロ入りの卵を、多い時には1日4ケース=40キロ以上使うこともあるそうです。 店主の比嘉さんが大の卵好きで、お客さんに提供するメニューも、ふんだんに卵を使うことにこだわっているそうです。 【バックストリートコーヒー 店主・比嘉祐樹さん】「いや、もうね…考えないようにしているのが正直なところで、電卓叩くと頭痛くなってくる」 2日に1回ほど、卵だけで1万5000円以上の費用がかかり、比嘉さんも涙ぐましい努力をしています。 【バックストリートコーヒー 店主・比嘉祐樹さん】「家を解約しまして。事務所が一応あるんですけれども、そこでちょっと寝泊まりをしてるぐらい。価格高騰で、もう(負担が)すごくて」 ■卵価格高騰に「1個使ったら3~40円。『子供に譲ろうかな』ってなったり」

鳥インフルエンザの影響などが問題となった5年前でも、価格は200円台にとどまっていた卵。 大阪市内のスーパーで卵売り場を見てみると、10個入りがどれも税込み340円を超えていました。 【客】「回数というか、使う量をやっぱり考えますよね。『1個使ったら3~40円か』みたいな気持ちで。『子供に譲ろうかな』ってなったりします」 【フレッシュマーケットアオイ 内田寿仁社長】「夏が暑いということで、なかなか卵の供給がうまくいかないということで、おそらくこれからまだまだ値上がりする可能性があるなと思っていますので、非常にちょっと心苦しい感じをしています」 ■人気集める「チョイ割れたまご」30個で650円

そんな中で、いま注目を集める「ある卵」の噂を聞きつけ、取材班が訪れたのは、京都府・京丹波町にある、たまごの直売所です。 【ディレクターリポート】「こちらで人気の『さくら卵』は10個入りで390円で販売されています。しかしこちらの加熱調理用の卵になると、30個で650円と、ほぼ半額で提供されています」 通常の卵に比べてかなり安く販売されていたのが、「チョイ割れたまご」です。いま、各地で、こうした卵が”B級卵”と呼ばれ、人気を集めているようです。 【客】「(普通のものに比べ)安いんじゃないですかね。ゆで卵にして食べています」 【客】「おいしいで、この赤いの。これ好きやねん、こればっかりやな」 しかし、一見したところ、割れているようには見えません。一体どうやって見分けているのでしょうか。 ■目に見えないような割れ…「特殊なハンマーでたたいた音で判別」

直売所近くの卵の工場を特別に見せてもらうと、卵のヒビを検査する機械がありました。 機械の内部では、特殊なハンマーで卵を優しく叩き、その音をもとに卵が割れているかどうかの検査を行っています。 【みずほファーム・桑山直希社長】「例えばお茶碗ひび割れてたら鈍い音するでしょう?あれと同じ原理です。 (機械に)マイクがいっぱい入ってるのでそれで集音して、機械がこれは割れているというのを判断する。他に汚れがないかどうかも自動で判断し、規格外の卵を仕分けしていきます」 ■「『B卵』を減らすっていうのが我々の使命なんで」複雑な思いも

中には、よーく見ると、少し傷のようなものがついている卵がありました。こうした卵は全体の1割ほどあり、「B卵(らん)」と呼ばれます。 正規品としては販売できないものの、味には問題がないため、加熱用として直売所で販売しているということです。 【みずほファーム・桑山直希社長】「(購入の)予約が多いんですよ。もう大体もう昼ぐらいではなくなりますね」 一方で、価格高騰の中での人気については、こんな思いも。 【みずほファーム・桑山直希社長】「『B卵』を減らすっていうのが我々の使命なんで、作りたくはないけれども、やっぱりそれを喜んで買っていただける人がいるとなると、ちょっと複雑な気分です」 ■経済の専門家「高速道路の地震被害で輸送コストの上昇」今後値上がりも…

卵を含め、続く物価高。さらに、経済の専門家は、今週発生した熊本の地震による影響が出る恐れもあると指摘します。 【りそな総合研究所 荒木秀之主席研究員】「高速道路の被害が伝えられていますので、特に物流面の影響が心配されるというところだと思う。 経路が伸びることによる輸送コストの上昇であるとか、いろんな影響が出てきますので、場合によっては今後値上がりという可能性もあると思いますね」 人気を集める「ワケあり」卵。ただ、問題の解消には、根本的な物価高対策が必要不可欠です。 (関西テレビ「newsランナー」2026年7月31日放送)

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