【皇室典範改正問題】「短期間にパッと改正するのは絶対に怖い」“旧華族”出身・池坊保子元衆議院議員が与党を批判 愛子さまの皇位継承 中曽根氏「ありえない」発言に「こんな失礼なことない」とピシャリ07月08日 23:57
旧華族・梅渓家の出身で、母親が天皇陛下の祖母にあたる香淳皇后のいとこにあたる池坊保子元衆議院議員が関西テレビのインターネット番組に出演。
「皇室典範」の改正案をめぐる自民・維新と政府の対応について、「短期間にパッと法改正しようとすることは絶対に怖いこと」と批判しました。
■「短期間でパッと法改正しようとするのは絶対怖い」
皇族数の確保に向けて先月30日、政府は「皇室典範」の改正案を閣議決定しました。
改正案には、女性皇族が結婚後も皇室に残ることや、旧皇族の男系男子を養子に迎えられるようにすることなどが盛り込まれています。
関西テレビのインターネット番組に出演した池坊保子氏は、公明党前代表で中道改革連合前共同代表の斉藤鉄夫氏と対談。
その中で、皇室典範の改正について「あんな短期間でパッと法改正しようとするのは絶対怖い」と指摘しました。
衆議院で圧倒的な議席数を持つ自民党は「謙虚に国民の声を聞かなくてはならない」としたうえで、「大政翼賛会というのがあって、みんな『いいよ、いいよ』という雰囲気の中で戦争に入ったわけですよ。だからいまそういう危機感を私は感じていて、怒っているんです」と、改正を巡る一連の政府と与党の動きを批判しました。
■改正されても愛子さまの子供は“皇位継承できない”
日本の皇室をめぐっては、明治時代以降、皇位を継承できるのは「男系男子」、つまり父方をたどると天皇の血筋を受け継ぐ男子のみとなりました。
皇室典範の改正について議論されている一方で、女性・女系天皇の是非については、正面から議論されないまま先送りとなっています。
また、皇室典範が現行案で改正され、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが結婚して皇室に残ったとしても、生まれてくる子供は皇位を継承できません。
【池坊保子氏】「失礼だと思うのは、『愛子さま、ご結婚なさってもいいですよ。残りたかったら皇室に残ってもいいですよ。でもお子様は違いますよ』って。そんな決め方ってありますか。
その人の人生に深く関わる問題を、政治家が安易に決めてしまうことの恐ろしさ。私、そういうことがあってはならないと思う」
また、中曽根弘文元文部科学大臣が「愛子さまが天皇になったら結婚する人もいない。『男子を産まないといけない』というすごいプレッシャーがある」と語ったことについて、「人様の人生に関わることを、よその人からあれこれ言われたくない。『あなたは男の子産め』ってなんですかそれ。こんな失礼なことない」と強く批判しました。(中曽根氏は後に「言葉が適切でなかった点があった」と釈明)
■「どなたが養子に行くんですか」“旧宮家”の苦労を語る
さらに、皇族に養子を迎える案についても「誰が発案したのか不思議でならない」としたうえで、敗戦後、華族制度が廃止された後の苦労と、一般の生活から皇室に戻ることの難しさを指摘しました。
【池坊保子氏】「皇族(制度)は国民が支えているわけですよ。だけど(皇族が)いっぱいできると、国民のお金で支えきれない。だからもう華族もなくなったんですよ。私の父もそれは苦労しました。たくさん苦労した方がいらっしゃるわけよ。でもそれは、みんな苦労してるんだから当たり前。苦労しながら誠実に質素に堅実に生きてらした。
だから(旧宮家の人に)『皇族です』なんて言う方いないですよ。おっしゃる方がいたら、ひんしゅく買いますよ。にもかかわらず養子に入れましょう。そんな戦国時代じゃあるまいし。
明治時代は爵位があったから、私の父も次男で(華族の梅渓家に)養子に行きました。いまの時代に、『養子は皇位継承ありません、でも子どもができて男の子なら皇位継承はあります』こんなおかしいことないでしょ。どなたが養子に行くんですか」
■「人生を形成させるような決定権を第三者の人間が持つべきでない」
最後に池坊氏は、「皇族だからではなく、どんな立場にいてもその人の人生を形成させるような決定権を第三者の人間が持つべきでない」と指摘。
「国民はもっと怒らなくてはならない。もうちょっと国民が立ち上がってみましょうよ、みたいな気持ちはありますけどね」と述べました。
(関西テレビ 2026年6月29日取材)