「検察官が虚偽の自白を推察するのは困難だった」二審の大阪高裁も国の責任を認めず 湖東記念病院えん罪事件・国賠訴訟06月25日 19:35
滋賀県の病院で入院患者を殺害した罪で服役し、再審で無罪となった女性が、国に損害賠償を求めた裁判で、大阪高裁は、1審に引き続き国の責任を認めませんでした。 23年前、滋賀県の湖東記念病院の看護助手だった西山美香さん(46)は入院患者を殺害したとして12年間服役した後、再審で無罪が確定しました。 再審では事件性が否定され、滋賀県警が西山さんの迎合しやすい特性を認識したうえで、嘘の自白を誘導したことなどが認定され、西山さんは、国と県に損害賠償を求めました。 一審の大津地裁は警察の捜査の違法性を認め、滋賀県に賠償を命じた一方、起訴を判断した検察の捜査の違法性は認めず、西山さんは国に対してのみ控訴しました。 大阪高裁は25日の判決で「検察官が、虚偽の自白を推察するのは困難だった」などとして、検察の捜査の違法性を否定し国の責任を認めませんでした。 【西山美香さん】「負けてしまって悔しい気持ちでいっぱいです。国賠で勝って前例をつくって後に続く人(冤罪被害者)に元気を与えたい」 西山さんは、上告する予定です。 (関西テレビ「newsランナー」 2026年6月25日放送)