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「ディープな街」西成が変わった! 60円コーヒーの隣に外資系ホテル 「家賃45万円→18万円」人気寿司店も移転 YouTuberが訪れ若い女性が一人で訪れる西成のいま06月14日 11:00

関東発祥のディスカウントスーパー「オーケー」がことし4月に初進出し、5月には世界的ホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」まで登場…。 大阪・西成区で今、驚くべき変化が起きています。 関西テレビ「newsランナー」で秦令欧奈アナウンサーが現地を徹底調査しました。 ■あいりん地区の解体工事が示す「時代の転換点」

6月9日、日雇い労働者の街・西成の象徴「あいりん総合センター」の解体が始まりました。 日雇い労働者らの暴動で全国的に知られるようになったこの街が、大きな転換点を迎えています。 ■60円コーヒーの横に外資系ホテル!?「DOYANEN HOTELS」の逆張り戦略

【秦アナウンサー】「自販機の値段が…見てください。60円コーヒー。自販機の横とかにも落書き。やっぱりこのあたりも下町っぽい雰囲気が残ってますね」 新今宮駅近くを歩いた秦アナ、60円コーヒーの自販機や落書きに「下町っぽい」と感じていたところ、突然ピカピカの新築ホテルが目に飛び込んできました。 5月にオープンしたばかりのこのホテル。“日本最大のドヤ街”とも呼ばれるこのまちに、 どうしてオシャレなホテルをオープンさせたのでしょうか。 【DOYANEN HOTELSグループ 高川雄宏さん】「事業に着手したとき、“西成はすごく可能性がある”と思っていた。関空・なんば・心斎橋とのアクセスがいい、インバウンドのお客さんをこの場所に呼び込めるんじゃないか」 ■元々は日雇い労働者の宿泊施設だった建物をリノベーションしたホテル

低価格を実現できる理由も西成ならでは。 元々は日雇い労働者の宿泊施設だった建物をリノベーションしたホテルで、難波の物件と比べて半額ほどで取得できたそうです。 【秦アナ】「How much the price this hotel?」 【イングランドからの観光客】「確か7000円くらいだったと思う」 【秦アナ】「1人?」 【店員】「4人」 【秦アナ】「4人で!?」 【イングランドからの観光客】「Fantastic」 イングランドからの観光客に宿泊料金を聞くと「4人で7000円」との回答が。これは「Fantastic」という反応も納得の価格設定です! 「ディープ大阪」を象徴する場所として、世界中から注目が集まっているのです。 ■靴工場がオシャレカフェに! 就労支援も担う「パリッシュ」の挑戦

地下鉄・花園町駅近くを歩いていると、突然今どきのカフェが登場。 6月1日オープンの「パリッシュ」は、代表の山口大輔さんが家族で営んでいた婦人靴の工場を改装した、長年の夢だったというカフェです。 【地元のお客さん】「西成にはもったいないかな。イメージちゃうで」 【地元のお客さん】「いいこと。めっちゃみんなうれしい言うてますから。『なんだろうな』ってみんな言うてました。『変わったお店できた』って言うてますよ」 ■障害がある人の就労を支援する事業所としての側面ももつカフェ

実はこのカフェ、障害がある人の就労を支援する事業所としての側面も持ちます。 障害のある方がコーヒー豆の仕分けなどを担い、丁寧に選別された豆がお店の味を支えています。 【パリッシュ代表 山口大輔さん】「西成に障害者の就労支援の場所が多いんですけど、やりたいなと思える仕事を選べる場所ってすごく少ない。僕自身が働きたいと思えるお店をつくって、障害者の方にも手伝ってもらって、一緒に人に喜んでもらえる喜びを感じたい」 ■「家賃45万→18万」なんばの人気寿司店が西成に移転した理由

動物園前駅エリアで老舗の風格漂う寿司店を発見。 しかし代表の佐伯佳昭さんによると、移転してきてまだ1年未満。元々はなんばや天神橋筋で大人気だった店が、家賃高騰を機に西成へ移転してきたのです。 【本家本元 富久佳 佐伯佳昭さん】「ここに来る前は、天神橋筋3丁目。1階・2階でしたけど大きさとしてはこことあんまり変わらずで45万円で、ここは18万円」 天神橋筋の月45万円から西成の月18万円へ。その差、実に27万円です! 最初は「どんな人が来るんやろ」と不安だった大将。ところが蓋を開けてみれば、YouTuberや若い女性たちがSNSを見て遠方からやってきたそうです。 ■SNSが新たな集客ツール

SNSが新たな集客ツールに…これぞ令和の西成スタイルです。 名物「伝助煮穴子」は見たこともないほどの大きさ。 秦アナも「もういなくなりました。やわらか。めちゃくちゃおいしかったです」と絶賛。 大将も今の西成に手応えを感じています。 【本家本元 富久佳 佐伯佳昭さん】「そんなにもう悪いイメージない。西成で家賃も安くなったし、いいかなと思ってやってる。頑張ろうかなみたいな」 ■「ディープな西成」は今や世界が注目する街へ

60円コーヒーと外資系ホテルが共存する街、西成。靴工場が就労支援カフェになり、なんばの人気寿司店が移転を決意する街、西成……。 そのギャップこそが、今や最大の魅力になっているのかもしれません。 インバウンド客が「Fantastic!」と叫び、地元の方が「めっちゃみんなうれしい」と笑顔を見せるこの街の変化は、まだ始まったばかり。 あいりん総合センターの解体工事が終わる頃、西成はいったいどんな顔を見せてくれるのでしょうか。 (関西テレビ「newsランナー」2026年6月12日放送)

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