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「激安 地域一番店」原価700円のロコモコを650円で売り続ける71歳マスター 立命館大生が「週3」通う京都の老舗カフェ 安全のため「暗い街を照らす」たこ焼き屋台も05月31日 11:00

物価高が続く今、大学生たちの財布事情はどんどん厳しくなっています。 大学生協が去年行った調査によると、「節約したい生活費」の圧倒的1位が「食費」。毎日のごはん代をどう切り詰めるかが、学生たちにとって切実な問題になっているんです。 そうした中、自分は損をしながらも近くにある立命館大学の学生たちに格安で食事を提供する喫茶店を経営し、さらには“街の安全”を守るために、夜は暗い道を照らそうとたこ焼き屋台まで切り盛りする71歳のマスター。 そのお店の魅力を関西テレビ「newsランナー」でお金にまつわる話題を取り上げる「見逃し厳禁!おっカネ~NEWS」で秦令欧奈アナウンサーが徹底取材しました! ■瓦屋根にたこ焼き屋台…不思議な店構えの正体とは

向かったのは、京都市北区、立命館大学のすぐ近く。 【秦令欧奈アナウンサー】「ここに大学生に対する思いやりが、とにかくおっカネ~お店があるということで、早速調査していきたいと思います。こちらのお店みたいですね。瓦屋根で家ですかね。お家のような見た目。お店の入口にたこ焼き屋台ですかね。ちょっと不思議ですね」 瓦屋根の建物、店先にたこ焼き屋台…。一見すると喫茶店には見えないその佇まいが、すでに只者ではない雰囲気を醸し出しています。 看板には「激安 地域一番店」の文字。そして「Cafe Park MICKY」。 6月で創業40周年を迎えるという老舗のカフェです。マスターの若林幹生さん(71)が1人で切り盛りしていて、なんとお客さんの7割が立命館大学の学生なのだといいます。 ■学食より安くてボリューム満点! 学生がリピートする理由

学生たちの評判はどうなのでしょうか。 【学生】「今週初めて来て、もう週3」 【秦アナ】「早速週3?」 【学生】「学食より安いし、ボリュームもあって、お腹いっぱい食べられる」 初来店でいきなり週3通いとは、よほどの魅力があるようです。別の学生もこう語ります。 【学生】「おいしくて、値段的にもめっちゃ安い。めっちゃ幸せ」 ■名物ロコモコ、1キロはありそう…650円の衝撃

秦アナも名物のロコモコをいただきます! 【秦アナ】「でかい!ちょっと持ってみますね。重い!まず、ちょっとこれ1キロはありそう。マスター、このサイズ本当!?」 どんぶりに盛られたロコモコは、見るからにずっしりとした迫力です。 【秦アナ】「卵がとろっと半熟!この下にハンバーグがあるんですよね…うまい!ハンバーグ柔らかくて、このデミグラスソースがすんごく昔ながらの味。 まさにご飯泥棒。たこ焼きも3つ乗っかってる!ソースがすごく染み込んでるから、ご飯食べたくなるたこ焼き。おいくらなんですか?」 【マスター 若林さん】「レギュラーサイズで650円」 【秦アナ】「これが650円!?安すぎません?」 驚くのはまだ早い。メニューを見れば350円からという品々が並び、さらに「毎月10日は感謝デー」として、食事が「250円から」になるというのです。 【マスター 若林さん】「赤字でもお客さんの喜ぶ顔を見たら、苦労が飛んでいく」 ■原価700円のロコモコを650円で売る…その理由

実は、このロコモコ、原価は700円そこそこするといいます。 【秦アナ】「700円!?じゃあ、1個出たら損するってことですか」 【マスター 若林さん】「まあまあまあまあ、そういう感じですね」 つまり、売れば売るほど赤字になる可能性がある…という、なんともおっカネ~事情が隠れていたんです。 それでも値段を上げられない理由があります。 【マスター 若林さん】「値段上げたいけど、物価も上がってるし、学生さんのことを思うと、なかなか値段は上げられない」 実際、一度だけ値上げにチャレンジしたことがあるそうで…。 【マスター 若林さん】「一度50円だけ上げたところ、常連さんが来なくなってしまった。50円だけ上げただけで。1週間後に値段を戻した。こりゃいかんわと思って。それから値上げするのが怖い」 物価高が続く中でも、若林さんは10年前から値段を変えていません。その間、原価は100円から150円ほど上がり続けているにもかかわらず、です。 ■40年前、元サラリーマンが実家の1階で始めた喫茶店

若林さんは元々サラリーマンでした。その頃からコーヒーが大好きだったものの、ランチにコーヒーをつけると1000円近い出費になるのがつらかったと話します。 そこで「それなら自分で喫茶店をしよう!」と思い立ち、修業を経て40年前、実家の1階でお店を始めたそうです。 そんな若林さん、ウェイトレスさんとお客さんを募集する張り紙の隣に、もう一つ気になる張り紙が…。 【秦アナ】「あそこ見たら、ウェイトレスさんお客さんも募集と書いてありますね」 【マスター 若林さん】「その下に"マスター彼女を募集中"も」 【秦アナ】「僕そこも気になってた!マスター、あれはどういうことですか」 【マスター 若林さん】「こういう仕事してたら、出会いがない。一緒にお店ができる人を探している。彼女いたらいいのにな。ちょっと楽になるし、営業時間も長くできるし、収入も増える」 ■店頭のたこ焼き屋台は「安全」のために立ち上げた

冒頭から気になっていた、店頭のたこ焼き屋台。実は、そこにも学生に対する深い思いやりが込められていました。 【マスター 若林さん】「3年ぐらい前の夏に、女の子が襲われた。夜は真っ暗やから、何かあったとき駆け込める店があれば。明るくすれば街の治安も良くなる。ちょっとでも助けになると思ったのがきっかけ」 【秦アナ】「街のために開いたのがきっかけってことだったんですね」 【マスター 若林さん】「そういうことですね」 【秦アナ】「料理とかお値段だけじゃなく、安全面も」 【マスター 若林さん】「誰かが動かないと、誰も何もしないから。誰かが動かないと」

たこ焼き屋台は午後6時から午後10時半まで営業。たこ焼きは6個300円からとこちらもおっカネ~価格で、近所のご高齢の方々も散歩がてら買いに来るそうです。 【住人】「たこ焼きの提灯がなければ寂しい。いつもこれ目当てに来る。ほんまに」 物価高という逆風の中、時には損をしながら、マスターの若林さんは学生たちの胃袋に加え、安全な生活まで守っています。 (関西テレビ「newsランナー」2026年5月29日放送)

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