辺野古沖転覆事故 同志社国際高校の「私学助成金」を減額へ 京都府知事「ここまで明確に不適切な対応があれば減額せざるをえないんじゃないか」 府は安全管理について「著しく適切さを欠いた」として是正求める05月22日 20:56
京都府は22日、同志社国際高等学校の沖縄研修旅行における死亡事故について、これまでの調査結果と見解を発表し、学校の安全管理について「著しく適切さを欠いた」として、是正を求めました。
京都府の西脇隆俊知事は、同志社国際高校に交付している私学助成金について「ここまで明確に様々な不適切な対応があったということであれば、減額をせざるをえないんじゃないか」と述べました。
■事故の詳細と調査結果は…
ことし3月16日、修学旅行中の同志社国際高校の生徒たちを乗せた船2隻が転覆し、当時高校2年の武石知華さん(当時17歳)さんと、牧師で船長の金井創さん(当時71歳)が死亡しました。
事故は研修旅行3日目、生徒37名が参加予定だった「辺野古をボートに乗り海から見るコース」で、ボート乗船体験中に発生しました。
■乗船について2023年から下見は一度も実施されず
京都府はきょう(22日)、府の同志社国際高校への調査結果と文部科学省が実施した現地調査に同席したことなどから把握した内容とそれに対する見解について発表しました。
それによると、2023年から辺野古での乗船が実施されていたものの、一度も下見は行われず、どのような船に乗るのか、生徒や保護者に説明はなかったということです。
また引率の教員が1人は乗船する予定だったものの、体調不良と乗り物酔いする体質であることを理由に見送っていたことがわかりました。
そして学校の安全管理について「著しく適切さを欠いた」として、是正を求めました。
■引率の教員「体調不良と乗り物酔いする体質によって乗船見送り」
またこうした調査結果などを受けて、京都府の西脇隆俊知事は同志社国際高校に交付している私学助成金について、減額する方針を示しました。
【京都府 西脇知事】「私の今の立場としては、ここまで明確に様々な不適切な対応があったということであれば、減額をせざるをえないんじゃないかなというふうに思っております。
6月の中下旬ぐらいに交付していることもあり、それに合わせて検討は深めないといけないと思いますけれども、減額はせざるをえないんじゃないかなと」