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乗客106人死亡のJR福知山線脱線事故から21年 遺族や負傷者が追悼 事故の風化に危機感も…社員の7割が事故後入社 JR西日本「事故の反省と教訓を語り継ぐ」04月25日 18:40

JR福知山線の脱線事故から、きょう=25日で21年です。兵庫県尼崎市の事故現場は遺族などが集まり、祈りに包まれました ■遺族ら危機感「風化してる部分は絶対にある」

事故が発生した午前9時18分ごろ、尼崎市の事故現場では列車がスピードを落として通過しました。 2005年4月25日、制限時速を40キロ以上オーバーしたJR福知山線の快速列車がカーブを曲がり切れずに脱線。線路脇のマンションに衝突し、乗客106人と運転士が死亡、562人が重軽傷を負いました。 事故現場に整備された「祈りの杜」では追悼慰霊式が行われ、家族を亡くした人やけがをした人たちが訪れました。 【息子を亡くした上田弘志さん】「会社自身が本当に反省をして、毎日多くのお客さんを乗せて走っているんやから、毎日が安全の日って個人個人でもいいから心にとめて仕事に取り組んでほしい」 【事故で負傷・浅井友子さん】「私自身の中でも、少しずつ風化してる部分は絶対にあると思うんです。私ですらそうなので、社会からするともっともっと風化してると思う」「子供にも伝えていくのも大切なことかなって」「毎年連れて行っていっぱい話することで、この子自身もママにこんなことがあったんだとしっかり受け止めていってくれるかな」 ■社員の7割が事故後入社 教訓どう伝えるかが課題

JR西日本は2025年、大阪府吹田市に事故車両を保存する施設を整備しました。 施設には現場の一部が実際の大きさで再現されていますが、JR西日本は「興味本位で見られたくない」といった遺族などの声を受けて、一般には公開していません。 【JR西日本・倉坂昇治社長】「私をはじめ、事故を経験した世代が次の世代へ、この事故の反省と教訓を語り継いでまいります」 JR西日本では、事故の後に入社した社員がおよそ7割を占めていて、事故の教訓や課題をどのように語り継いでいくかが問われています。

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