「現場で現金を求められたら詐欺」自転車「青切符」制度を悪用した“詐欺”全国で相次ぐ「対象は16歳以上・中学生に反則金を求めることはない」にも注意04月24日 16:08
4月から施行された自転車の交通違反に反則金を科す「青切符制度」を悪用し、警察官を装って現金を騙し取ろうとする詐欺が全国各地で相次いでいます。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では実際の手口から身を守る方法を紹介しました。
ポイントは「現場で反則金徴収はない」、「対象は16歳以上」です。
■「警察だけどそれ違反なので、5000円払って」
4月13日、北海道室蘭市で、自転車に乗っていた男子中学生が見知らぬ男から声をかけられました。
男が放った言葉は「警察だけどそれ違反なので、5000円払って」というものでした。
男子中学生は不審に思い、「警察手帳を見せて」と要求。すると男はその場を立ち去りました。中学生の機転により、詐欺は未遂に終わりました。
この男の服装は「紺のハットに黒いサングラス」という、いかにも怪しげないでたちだったということです。
■"偽警官"の行動に潜む2つのおかしな点
今回の事案には、明らかに不自然な点が2つありました。
・警察は取り締まりの現場で、反則金を直接徴収することはない。
・青切符の反則金の対象は"16歳以上"であり、中学生に反則金を求めることは原則できない。
制度への理解があれば見抜けるはずの矛盾でしたが、制度が始まったばかりの今だからこそ、こうしただましの手口が通用しやすい状況になっています。
■「今ここで6000円払って」 本物そっくりの"制服"で迫る
4月15日には、愛知県一宮市でも同様の事案が発生しました。
男子高校生が、ある男から「罰金の対象です。今ここで6000円払って」と要求されたのです。
この男の服装は、白いヘルメット、濃い青のズボン、胸ポケットにはトランシーバーのようなものを収め、棒状のライトを手に持つという、本物の警察官と似た装いだったということです。
男子高校生は「詐欺だ」と気づき、その場を離れたため未遂に終わりました。
■「警察官が現金をその場で求めることはない」
関西テレビの神崎博解説デスクは、反則金の仕組みについて次のように解説します。
【関西テレビ 神崎博解説デスク】「反則金を路上で、警察官が直接請求して受け取ることはない。青切符の横に納付書みたいなのがあって、銀行とか郵便局で振り込む書類が一緒に渡されて、直接手渡すことはない。
路上喫煙とか行政が注意する場合は、直接その場で払う場合がある。それと間違えてしまって、『こういうこともあるのかな』と思ってしまう可能性があるかもしれません。
ですが、警察官が現金をその場で求めることはないので、そこは注意してもらいたいと思います」
今回の2件はいずれも未遂に終わりましたが、被害は氷山の一角である可能性があります。
制度への理解が浅いうちを狙った手口だけに、「現場で現金を求められたら詐欺」という認識を、今一度確認しておく必要があります。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年4月24日放送)