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「お父さんの話はしないでほしい」結希さんがもらしたことも “行方不明の息子”の情報求め「この子」と真顔で淡々と話した姿に違和感 死体遺棄容疑で逮捕の父親「衝動的に首を絞めて殺した」供述04月17日 18:37

京都府南丹市で安達結希さん(11)の遺体を遺棄したとして、父親の安達優季容疑者が16日未明に逮捕されました。 捜査関係者によると、逮捕前の任意の調べに対し、「衝動的に首を絞めて殺しまった」という趣旨の供述していることが分かりました。 関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」取材班は、規制線が外れた現場を訪れ、周辺の関係者や目撃者に話を聞きました。 取材の中で見えてきた安達容疑者の人物像。一方で、結希さんが「お父さんの話はしないでほしい」と発言していたことも。 ■結希さんの遺体が見つかった現場付近は竹などが山積

遺体が見つかった現場付近を土地の所有者の許可を得て、取材をすると... 【田中良幸リポーター】「遺体は仰向けの状態で発見されています。竹などがいくつかこの辺りに山積しています。奥に広がっている田んぼも見えません。完全に死角になるような場所です」 落ち葉が積もる山林の奥、竹が無造作に積み重なるその一角は、外からはほとんど見ることができません。警察によると、安達容疑者は遺体を複数回移動させていたとみられています。 ■事件の経緯は

捜査関係者への取材によると、警察の捜査が安達容疑者へ向かうきっかけになったのは、小学校側とのやり取りでした。安達容疑者は警察に対し、「結希さんを車で学校に送り届けた」と説明。 警察は捜索を進める一方で、水面下で安達容疑者のスマートフォンとドライブレコーダーの位置情報の履歴を解析し、少しずつ捜索範囲を絞り込んでいきました。 その結果、今月12日には市内の山の中で結希さんが履いていたとみられる靴が、翌13日には山林で遺体が発見されたことが新たに判明しました。 逮捕に至る前から、捜査は着実に安達容疑者を包囲しつつあったのです。 ■捜査の核心に浮かび上がってきたのが「黒い車」

そして、この捜査の核心に浮かび上がってきたのが「黒い車」でした。 南丹市内で防犯カメラを設置している店の従業員は、関西テレビの取材にこう証言しました。 【防犯カメラが設置されている店の従業員】「警察が初めて来られたのは3月25日か26日か。そこから連日来ていて。『防犯カメラの映像を見せてほしいです』と来られて。 『お店の外が映っているカメラのデータが全部欲しい』と」。その際に聞こえてきた捜査員たちの会話が印象に残っているという。「映像を見ている時に『黒のカローラを探している』と聞こえていました。19日からのデータを持って行っています」 ■入念に調べられた自宅敷地内の黒い乗用車

取材班のカメラは3月26日の時点で、安達容疑者の自宅周辺で起きていた異変を捉えていました。次々と車でやってきて敷地内へと入っていく多くの捜査員の姿。 家宅捜索が行われ、捜査員たちは地点ごとに番号を振り、あらゆる場所を丁寧に調べていました。黒い布で覆われた大きな箱状のものを設置し、捜査員が中に入る場面も。そして最も入念に調べられていたのが、黒い乗用車。 数人がかりで運転席、助手席、後部座席のドアを開け、細かく確認する姿が映像に残されている。この時、安達容疑者自身も立ち会っており、車を指さしているところを捜査員が写真に収める様子も見られました。 ■安達容疑者は感情をコントロールしきれない一面も

安達容疑者とはどういう人物だったのでしょうか。周辺への取材から、複数の顔が浮かび上がってきます。 職場の関係者は「明るい性格でよく笑う人。社内での評判は良かった」と話す。 小学校・中学校の同級生は、生徒会長を務めた当時の姿をこう振り返ります。 【安達容疑者の小学校・中学校の同級生】「みんなの意見を採用するのが上手だったと思います。バラバラな意見を『この意見とこの意見って似てるしなぁ』とか。みんなのバランスよくするのが上手だったなと思いますね。まさかでしたよ。まさかという感じ」 別の小・中学校時代を知る人によると、大のおばあちゃん子で、祖母の具合が悪いと聞けば部活を休んで帰るほどだったといいます。 一方で、感情をコントロールしきれない一面もあったと言います。 【安達容疑者の小・中学校時代を知る人】「机か椅子かをガターンと、誰に向かってではなくドーンとしたのは今思えば印象に残っていると。自分の気持ちを抑えられなくて、机か椅子に当たった。2回くらいあった」 ■結希さんは母親とともに市内のアパートで暮らしていたが…

家庭環境についても、複数の関係者が証言しました。 取材によると、結希さんは母親とともに市内のアパートで3年ほど前から2人で暮らしていたといいます。 去年3月にはそのアパートで火災が発生しており、当時を知るアパートの住人は「横の窓からガラス割れて火が吹いてる状態」の中、後から男性が現れたと証言します。 そこに駆けつけたその人物が、安達容疑者とみられています。 その後、アパートを正式に退去する際には「2人で菓子折りを持って『本当に本当にご迷惑をおかけしました』みたいな感じ」で挨拶に来たといいます。 家族を知る人は「安達容疑者には妻がいました。奥さんと子どもさんが。でもお別れになって結希くんのお母さんと一緒になられて、今の大きいおうちでご自宅で一緒に暮らすようになったと聞いています」と明かしました。 ■『お父さんの話はしないでほしい』結希さんが発言したことも 家族を知る人

去年の秋ごろは仲の良いように見えたとされる一家だが、気になる発言も聞こえてきました。 「結希くんが『お父さんの話はしないでほしい』とそういうふうに発言したというのは聞いてます」と、家族を知る人は語ります。 捜索が続く中、取材班は容疑者とみられる男が先月31日に近所の飲食店を訪れ、情報提供を求める貼り紙を持ち込んできた事実も確認した。だが、その様子に店員は強い違和感を覚えたという。 【安達容疑者とみられる男を目撃した人】「あれがお父さんとは、私は感じられなかった。『この子』って言ったんで。息子やったら『私の子なんですけど』とか。それが一切感じられなかったし、動揺も全くなく。真顔で、もう淡々と頭で考えた言葉をつらつら言ってるだけやなみたいな」 捜索に協力した人も「冷静だった。熱心に探している感じではなかった」と、当時の様子に違和感を持ったと証言しています。 結希さんは近所から「犬を触っていいですか?」と声をかけてなでてくれる社交的な子供として知られていました。 地域住民は「日本の宝を。親がこんな目に遭わすのは考えられない。しかも地元で起こったということで言葉がない」と声を絞り出しました。保護者の一人はただ、「本当に言葉がありません。怒りしかないです」と話しました。 (関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2026年4月17日放送)

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