【解説】「相対的な意味で事件に巻き込まれているという可能性が高まっている」元兵庫県警刑事部長が指摘 京都・南丹市で行方不明になっている安達結希さんのもの?靴が見つかる04月13日 19:32
京都府南丹市で行方不明となっている男子児童・安達結希さん(11)。
きのう(12日)の捜索で、安達さんのものとみられる靴が見つかりました。
元兵庫県警刑事部長の棚瀬誠氏はこの靴の発見について、「相対的な意味で事件に巻き込まれているという可能性が高まっている」と指摘しました。
その理由として、安達さんが通っていた小学校や通学かばんが見つかった場所、そしてこの靴が見つかった捜索場所の距離が離れていることや目撃情報が乏しいことなどを挙げました。
■「靴を脱いで、またさらにどこかを歩いているというのは考えにくい」
まず棚瀬氏は、今回靴が見つかった“意味合い”について、「通学かばんと違って、靴を脱いで、またさらにどこかを歩いているというのは考えにくい」と指摘しました。
【元兵庫県警刑事部長 棚瀬誠氏】「まずこれが安達さん本人の靴なのかどうかということを、DNA型鑑定で急ぎ調べるということになります。
仮に本人の靴だったとすると、事故だとすれば『この山で遭難してしまった。滑落して事故に遭ってしまった』ということも考えられるわけです。
まさに片方の靴が脱げていて『山を滑落して』など想定ができます。
警察は事件・事故両面で活動を続けていたと思いますが、今回のポイントは、両足の靴が出てきているということです。
通学かばんと違って、靴を脱いで、またさらにどこかを歩いているというのは考えにくいので、まず捜索という意味では、ここを今後も重点的に捜索をしていくということになります。
これが事件なんだとすると、なぜ靴がここにあるんだというところがポイントになると思います」
■「相対的な意味で事件に巻き込まれているという可能性が高まっている」
その上で、靴が見つかった場所と通学かばんが見つかった場所は離れていることや目撃情報が乏しいことなどから「相対的な意味で事件に巻き込まれているという可能性が高まっている」と指摘しました。
【元兵庫県警刑事部長 棚瀬誠氏】「本人の通学経路ですから、土地勘という意味では、あるんだと思いますけれども、この発生の当初から目撃証言であったり、防犯カメラの映像が出てこない。
(捜索場所の)目の前は大きい国道でしたが、通学かばんなしであったとしても、小学生が1人でぽつんと歩いていれば、しかも夜であれば、車の目にとまるはずです。
自発的に移動していたんだとすると、やはり目撃情報が出てこないっていうのは違和感がありますし、一方で、車で移動していたということはあるのかもしれませんが、誰と一緒に車で移動してるんだということになります。
しかもわざわざ通学かばんと靴を置いて、何の演出をしてるんだということになりますから、やはり相対的な意味で事件に巻き込まれているという可能性がですね、残念ながら高まっているということだと思います」
■「この場所に何か糸口があるか、糸口を見出すためにこの場所を捜索している」
またこの場所では数日にわたって捜索が続けられていました。その点について棚瀬氏は「この場所に何か糸口があるか、糸口を見出すためにこの場所を捜索している」と解説しました。
【元兵庫県警刑事部長 棚瀬誠氏】「事故の捜索という前提で申し上げれば、山の形状だったり広さによって、捜索が数日にわたるっていうことはあろうかと思います。
けれども事件の文脈からすると、具体的な証拠情報かどうかかはさておき、何かここに糸口がある。ないしは糸口を見出すためにここを捜索しているということは考えられると思います」
■「靴に由来する情報というのは、非常に多くの情報がある」
そして靴が発見されたことにより、それを調べることで多くのことが明らかになっていくと話しました。
【元兵庫県警刑事部長 棚瀬誠氏】「この3週間に雨も降っているはずですから、『どのタイミングでこの靴が置かれていたのか』、ないしは『脱げてしまったのか』。
靴に由来する情報というのは、非常に多くの情報があると思います。
仮に本人以外の者が置いたのだとすると、その時期もそうですし、置いてあった前には、さらにどこかに置いてあったはずですから、前後の動きも含めてさまざまな情報というのが、靴から得られるんじゃないでしょうか」