南海電鉄 2028年3月末をめどにフェリー事業「撤退」へ 新型コロナで利用者大幅減に加え老朽化した船体の更新は困難と判断03月30日 14:40
南海電鉄は、和歌山と徳島を結ぶフェリー事業について、再来年(2028年)3月末をめどに撤退すると明らかにしました。 和歌山市の和歌山港と徳島市の徳島港とを約2時間15分で結ぶ南海フェリーは、南海電鉄の開業70周年を記念して計画され、1975年に設立されました。 現在は1日8往復・16便を運航していますが、会社によると明石海峡大橋の開業で本州から四国に向かう主要ルートが陸路に移行したことで利用者が次第に減少していることに加え、新型コロナウイルスの影響で利用者が大幅に減少。 2020年度は5億3200万円、2021年度は4億6200万円のいずれも赤字となるなどして、2021年度以降は債務超過の状態が続いているということです。 これに加え、現在運航しているフェリー2隻のうち1隻が老朽化で更新の時期を迎えていて、仮に新たに造船する場合は40億円以上が必要となることから「効率的な運行・経営は不可能との判断に至り」2028年3月末での事業撤退を決断したということです。 ただ、船舶や設備の老朽化や従業員の確保などが難しい場合は、撤退時期を早める場合もあるとしています。