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【速報】担当の保護司殺害などの罪・飯塚被告に無期懲役の判決 主文言い渡しに小さく頷く 審理で「守護神様の声に従った」「恨みはなかった」と供述 大津地裁03月02日 18:30

殺人などの罪に問われた飯塚被告に判決

滋賀県大津市で担当の自分の支援にあたっていた保護司の男性を殺害した罪などに問われた男に対し、大津地方裁判所は無期懲役の判決を言い渡しました。 飯塚紘平被告(36)はおととし5月、大津市で保護司の新庄博志さん(当時60)の左胸や首などをナイフと斧で複数回突き刺して殺害した罪などに問われています。 8年前の強盗事件で執行猶予の判決を受けた飯塚被告に更生の支援をしていたのが、「保護司」として活動する新庄さんでした。 先月始まった裁判で、飯塚被告は起訴内容を認めたうえで、「守護神様の声に従ってやりました」と発言し、弁護側は責任能力に問題があると主張。 裁判では量刑も主な争点となりました。 ■飯塚被告側は審理で”守護神様の指示”を主張 新庄さんは「社会に戻るんやろ」と制止しようとした

飯塚被告は、新庄さんに恨みは一切なかったとした一方で、保護司制度への不満と、事件との関連についてはこう話しました。 【飯塚紘平被告(被告人質問での供述より)】 「保護司とのやり取り、面談も”茶番”と感じていてやり過ごすもの」 「面談の場で殺害することによって世間から保護観察とか面談が良くないと思われる」 犯行を計画したのはおととし3月。 その際、守護神が「やらないのは負け犬」「やらないのはチャンスを逃すのと同じ」などと言ってきたと供述したのです。 そして犯行当日、”迷い”を抱えて新庄さんを訪問したという飯塚被告に新庄さんは「どうしたんや、体調悪いんか」と声をかけたといいますが、背後から襲い殺害。 「逃げたいっていう気持ちと負け犬になるわけにはいかないという気持ち」と当時の心境を述べました。 首を切りつけた飯塚被告に、新庄さんは「やめとけ、なんでこんなことするんや、社会に戻るんやろ」と声をかけたといいます。 【検察官】 「新庄さんは殺害される場面でも、あなたの更生のことを考えてくれていたのでは?」 【飯塚紘平被告】 「その当時は関心が持てなかった、言葉を聞いてはいるが反応できない」 ■新庄さんの家族が法廷で飯塚被告に呼びかけ「あなたと笑いながら食事をしたり話した時間を思い出してください」

審理では前を向いて淡々と話を聞くことが多かった飯塚被告ですが、動きを見せた場面も。 保護司として飯塚被告と向き合っていた新庄さん。 新庄さんの家族もその姿を知っていました。 被害者参加制度を使って裁判に参加した新庄さんの妻は、飯塚被告に呼びかけました。 【新庄さん妻(法廷での発言より)】 「飯塚くん、あなたと笑いながら食事をしたり話した時間を思い出してください。夫もあなたとの時間を楽しんでいたと思います」 「あなたにとっては、そんな時間も意味のない”茶番”だったというのでしょうか」 そして、”求める処罰”についてこう述べました。 【新庄さんの妻(法廷での発言より)】 「「ご主人を殺めた人を死刑にしたいか」「賠償金が欲しいか」とよく聞かれます。私の答えは否(いな)、「いいえ」です。何があっても変えられない、大事なものを失くしてしまったことを深く深く考えてほしい。飯塚くんには一生、かけがえのない命を奪ったことに向き合っていってほしい」 ついたての奥からの言葉に、飯塚被告は目を伏せました。 ■検察側は「無期懲役」求刑 弁護側は「有期刑」求める 裁判所の判断は…

検察側は「執拗、残虐な犯行」「保護司制度に悪影響を与えた」として無期懲役を求刑。 弁護側は、「飯塚被告は”守護神様”の存在を信じ切っていた」と責任能力に問題があったと主張し「有期刑が適切」と求めました。 そして迎えた2日の判決。 大津地裁の谷口真紀裁判長は「主文、被告人を無期懲役に処する」と言い渡しました。 その際、飯塚被告は前を見たまま小さく頷きました。

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