【記者解説】自民「単独で衆院の3分の2確保」で維新議員「交渉は手ごわくなる」“副首都・定数削減”に影響も ジャーナリスト鈴木哲夫さん「まとまるのは選挙協力」自公政権のように調整できるか02月18日 20:27
今回の衆議院選挙で大幅に議席を伸ばし、単独で「3分の2」を獲得した自民党。
連立を組む日本維新の会との関係性はどうなっていくのでしょうか。
国会で取材をしている、関西テレビ・行政担当の沖田菜緒記者は、維新議員の「交渉は手ごわくなる」という言葉を紹介。
またジャーナリストの鈴木哲夫さんは「自公政権でもうまくいかなかったときはあったが、選挙協力でまとまった」と指摘。
「維新と自民でそういった関係に進むかがポイント」と述べました。
■“巨大与党”自民党「足元をすくわれないよう慎重な対応」も
【沖田菜緒記者】
衆院選を経て"巨大与党"となった自民党内では、足元をすくわれないよう、慎重な対応が見られました。
その一つが、新人議員の不祥事や失言による逆風を防ごうと、17日に行われた新人研修です。
今回自民党では、新人議員が66人誕生し、“小泉チルドレン”や“安倍チルドレン”に比べ、多くはありませんが、一部の議員がメディアの取材に応じないなど緊張感が伝わる場面もありました。
■自民「すぐに全面協力わからない」維新「交渉手ごわくなる」与党両党の思惑
(Q.衆院選では、大阪で全面対立した自民と維新ですが、国会では連立与党として連携できるのでしょうか?)
【沖田記者】
取材をすると、両党に一筋縄ではいかない複雑な関係があることも垣間見えました。
大阪で維新と直接対決したある自民党議員は取材に「地元からの見え方もあり、選挙が終わったからと言って、すぐに連立の仲間として全面的に協力できるかはわからない」などと話していました。
さらにもう一つ懸念されているのが、自民党単独で衆議院の3分の2のを確保したことによる、両党の「パワーバランス」です。
維新所属のある議員は、「自民党も強気に出てくるだろう。交渉は手強くなる」と懸念の声を漏らしていて、維新が今国会での成立を目指す、副首都構想の法制化や議員定数削減法案の進め方にも影響が出そうです。
一方で、数で圧倒する自民は、「暴走」するリスクも高まるため、高市政権のアクセル役を打ち出していた維新には、今後、ブレーキ役も求められ、難しいかじ取りが迫られることになります。
■自公政権は「選挙協力でまとまった」自民と維新の関係 今後は
政治取材の経験も長い、ジャーナリストの鈴木哲夫さんは、「自公政権でもうまくいかなかったときはあったが、選挙協力でまとまった。そういった関係に勧めるかがポイント」と指摘しました。
【鈴木哲夫さん】「今回選挙いろいろありましたけど、維新にとって難しいことは、自公政権のときもそうだったんです。自公がうまくいかないで、戦ったりもしていた。もう20何年前だけど。
でも最後にそれがまとまるのは選挙協力なんですよ。『ここは出るけど、ここは引く』みたいな。
だからそういうものがやっぱり維新と自民の関係で今後進むのかどうか。この辺もこの維新と自民の関係のポイントになってくると思いますね」
(関西テレビ「newsランナー」2026年2月18日放送)