兵庫県警 出産直後に慈恵病院に助け求めた母親(24)を殺人容疑で逮捕 相談受けた院長は「母親の説明と逮捕容疑は矛盾。疑問に思う」と指摘02月06日 17:19
神戸市北区で先月、生後間もない娘の遺体を自宅内に遺棄した疑いで逮捕された24歳の母親について、兵庫県警はきょう=6日、殺人の疑いで再逮捕しました。 母親は出産直後、医療機関に助けを求めていました。 神戸市北区に住む24歳の母親は、先月24日に出産した女の子の遺体を自宅内に放置した死体遺棄の疑いで、先月27日に逮捕されました。 母親は、未受診妊婦などからの相談を受けたり支援を行ったりしている熊本県の慈恵病院に「赤ちゃんが動かない」「逮捕されてしまうのではとパニックになってしまった」「後悔の念が押し寄せている」などと助けを求めメールを出していました。 これを受け慈恵病院が母親の保護を念頭に警察に情報提供をしたところ、兵庫県警は母親を逮捕し、病院は「逮捕は拙速で適切でない」と抗議していました。 女の子は司法解剖の結果、生後に窒息死したとみられていて、兵庫県警はその後の捜査の結果、母親が女の子の首を圧迫し殺害した疑いが強まったとしてきょう殺人容疑で母親を逮捕しました。 兵庫県警によると、母親は「子供が生まれたことが他人にばれてしまうと思い、赤ちゃんの首を右手でつかんだ」という内容の供述をし、殺人容疑については否認します。 兵庫県警は「法と証拠に基づいて判断した」と説明しています。 一方、慈恵病院の蓮田健院長は取材に対して、「(母親の説明では)出てきた頭を自分の手で支えながらの出産だった。ところが、生まれてきた赤ちゃんは青白く、動かず、だらんとしていた。鳴き声も上げなかった。そのことから、赤ちゃんは亡くなったと判断した。出産後は30分は痛みなどで動けずに、横になって、ぼーっとしていた。このような彼女の説明と逮捕容疑は矛盾しているので、私としては疑問に思う」と指摘。 「殺人の容疑で逮捕したということであれば、今後明確な証拠を開示していただくべきと考えます」とコメントしています。