奈良の世界遺産・薬師寺 一年のほこりを落とす「お身拭い」12月30日 02:07
新年を迎えるのを前に、奈良の世界遺産・薬師寺では、仏像に積もった1年のほこりを落とす「お身拭い」が行われました。 薬師寺の金堂では、仏像の魂を抜く法要が営まれた後、読経が響き渡る中、「お身拭い」が始まりました。 僧侶やボランティアの学生らおよそ50人は、本尊の国宝・薬師如来像や、両脇の日光・月光菩薩像にはしごを立てかけ、お湯に浸した白い布を手に、顔や体にたまったほこりを丁寧に拭き取っていきました。 およそ30分で仏像は元の輝きを取り戻し、新年を迎える準備が整いました。 参拝者は仏像を前に手を合わせ、無病息災を祈っていました。