「一切正しい情報を出してくれません」発がん性など指摘「PFAS」が560倍検出 摂津市のダイキン工場の近隣住民ら803人が公害調停申請12月23日 20:35
発がん性などが指摘される有機フッ素化合物・PFASを巡り、住民らが公害調停を申請です。 PFASはフライパンのコーティングなどに使用されてきましたが、一部の物質は人体への有害性が世界的に指摘され、現在は原則禁止されています。 ダイキン工業は摂津市にある工場でPFASの一種である「PFOA」を2012年までのおよそ50年間使用していて、先月の大阪府の調査で工場周辺の地下水から国の目標値のおよそ560倍の「PFOA」が検出されました。 影響が続いていることから近隣住民ら803人が、ダイキンに対する公害調停を大阪府に申請しました。 【申請人・穂積範仁さん(67)】「(周辺の)水路掃除とかもダイキンさんと普通にやっていました。ダイキンさん、一切正しい情報を出してくれません。周りの住民いまだに詳しいことは何も知りません」 PFASをめぐる公害調停の受理は全国初とみられ、住民らはダイキンによる無料の健康診断や情報開示を求めています。 (関西テレビ「newsランナー」2025年12月23日放送)