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【速報】検察側「“宗教2世”が凶悪な犯罪を起こす傾向はない。生い立ちはそれ自体を考慮すべきではない」指摘し「無期懲役」求刑 安倍元総理銃撃・殺害事件裁判12月18日 15:16

2022年に安倍元総理を手製の銃で撃ち、殺害した罪などに問われている山上徹也被告の裁判員裁判で、検察側は「無期懲役」を求刑しました。 検察側は「宗教2世が凶悪な犯罪を起こす傾向もない。世の中には同等、またはそれ以上不遇でも犯罪に及ばず生きている人もいる。生い立ちはそれ自体を考慮すべきではない」と指摘しました。 ■検察側の指摘内容は検察側は論告の中で、ある宗教を信仰する親の元に生まれた子供=“宗教2世”が自身の意思に関係なく信仰させられる例について触れつつ、次のように指摘しました。 【検察側の論告より】「宗教2世による、他の同様の事件はない。宗教2世が凶悪な犯罪をおこす傾向もない。 世の中には同等、またはそれ以上不遇でも犯罪に及ばず生きている人もいる。生い立ちはそれ自体を考慮すべきではない 医師の精神鑑定やテストから、プライドの高さからくる人生に対する不全感。被告は偶然に意味を見出す傾向がある。 あくまで怒りの対象は旧統一教会であるが、交通量の多い極めて公共性の高い場所で公道から発砲していて、金属製弾丸を選択していることから極めて悪質だといえる」 ■「『肉親が突然死んだこともある』と話したが、自ら故意に殺害した人が述べることであろうか」また安倍元総理の妻・昭恵さんたち遺族に対し、謝罪の言葉を述ず、また謝罪する意思があることを伝えなかったことを指摘しました。 【検察側の論告より】「犯行から3年をこえる年月がたち、内省を深める時間はあったと思うが、遺族にとっては長く暗い時間であったのに、謝罪を一切述べることはなかった。 意思を伝えることもなかった。申し訳程度を伝えたのみである。 被告は『肉親が突然死んだこともある』と話したが、自ら故意に殺害した人が述べることであろうか」

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