【速報】「ふざけてやった」和歌山県警の警部 訓練の休憩中に同僚にけん銃の銃口に向け書類送検 停職6カ月の懲戒処分も受け依願退職12月16日 16:13
男性警部は「ふざけてやった」などと釈明
和歌山県警の男性警察官が、訓練の休憩中に同僚に複数回にわたって違法に銃口を向けたとして、書類送検されました。
男性警察官は「ふざけてやった」と話していて、きょう=16日付で依願退職しています。
和歌山県警によると、刑事部捜査1課の40代の男性警部は、ことし7~8月に計4回実施された人質・立てこもり事件対応の訓練の休憩中、同僚に対して訓練に使っていたけん銃の銃口を複数回向けたということです。
訓練は、実際のけん銃に殺傷能力のない「ペイント弾」と呼ばれるものを装填して実施されていて、同僚に銃口を向けた当時、この弾がけん銃に入っていたかどうかは確認できていないということです。
男性警部は「ふざけてやった」と事実を認めているということで、和歌山県警は銃刀法違反の疑いできょう=16日付けで書類送検するとともに、停職6カ月の懲戒処分としました。
男性警部は依願退職したということです。
和歌山東警察署の警察官2人も「証拠隠滅」の疑いで書類送検
一方、自動車の事故処理をめぐり、和歌山県東警察署の40代の男性巡査部長と20代の男性巡査長が、証拠隠滅の疑いできょう=16日、書類送検されました。
和歌山県警によると、ことし9月、和歌山市内でおきた自動車どうしの事故の処理中、事故の当事者に飲酒運転が疑われたにもかかわらず、呼気に含まれるアルコール濃度を調べる検知器を不正にとめて、基準値を超えないようにしたということです。
理由について、警察官2人は「事件として処理するのが面倒だった」などと説明しているということです。
和歌山県警は男性巡査部長を停職1カ月、男性巡査長を減給6カ月の懲戒処分としています。
2人とも辞職の意向を示しているということです。