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「息子はよく頑張ったと思う。被告は反省して欲しい」と被害者父 バトントワリング男性選手に対する性加害の罪問われた元指導者の男に懲役6年の実刑判決12月15日 20:35

バトントワリングチームで起きた元指導者の男による男性選手への性加害事件。 京都地方裁判所はきょう=15日、男に懲役6年の実刑判決を言い渡しました。 判決が言い渡された後、取材に応じた男性選手の父親は「息子はよく頑張ったと思う。被告はゆっくり反省する時間はあるので、反省して欲しい」と訴えました。 ■バトントワリング指導者だった男が教え子の男性に性的暴行加えた罪問われる

バトントワリングの元指導者・小城桂馬被告(41)はおととし、京都市内の自宅で教え子だった当時高校3年の男性に対し、性的暴行を加えた、強制わいせつ・準強制わいせつ・準強制性交等・強制性交等の罪に問われています。 被害者の男性は、取材に対してその苦しみを次のように訴えていました。 【被害にあった男性】「寝れなかったりっていうのが1、2カ月は、ほぼ毎日続いて」 事件当時、大会が控えていたことから、指導者だった小城被告の誘いを断れなかったと話します。 【被害にあった男性】「関係性を崩すほどの勇気が、その時はなくて。大会に出たいっていう思いがあって、その時は行くしかなかった」 ■被害者「加害を認めてもらいたい」小城被告は裁判で起訴内容否認

被害にあい、その後、大好きだったバトンをおよそ1年半も握ることができなかったということです。 【性被害にあった男性】「(性加害を)認めてもらうっていうのが一番して欲しいこと。それさえしてくれたら、と今は思っています」 しかし、ことし3月に開かれた初公判で、小城被告側は“同意があったと思い込んでいた”などとして起訴内容を否認。 弁護側も無罪を主張しました。 ことし10月、検察側は懲役7年を求刑し裁判は結審していました。 ■京都地裁“同意があったと思い込んでいた”主張退け「懲役6年」実刑判決

きょう=15日の判決で、京都地裁の大寄淳裁判長は小城被告に対し懲役6年の実刑判決を言い渡しました。 判決では「男性が抗拒不能であったこと(抵抗できない状態だったこと)は明白」とし、被告側の“同意があったと思い込んでいた”とする主張を認めませんでした。 さらに、「指導者として尊敬してきた被告から、被害を受けた被害者の精神的苦痛は大きい」などと指摘しました。 ■被害男性の父親「息子が一番つらかった。息子はよく頑張った」

判決後、被害にあった男性の父親が取材に応じました。 【被害にあった男性の父親】「ほっとしたという気持ちですね。(“同意があったと思い込んでいた”という被告側の主張は)裁判官は認めなかったと思うんですけど、被告の口からそういうことは、一切聞かれなかったので、最後には認めてほしかったですね。 (裁判は)息子が一番つらかったと思います。息子はよく頑張ったと思います。(被告は)ゆっくり反省する時間はあると思うので、反省して欲しい」 また父親は、「引き続き、息子を家族でサポートしていきたい」と話しています。 (関西テレビ「newsランナー」2025年12月15日放送)

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