維新・吉村代表「顔洗ってるんですけど…そちらも顔洗って議員定数削減も企業団体献金の法案も採決してください」立民・斎藤参院国対委員長の議員定数削減法案巡る「顔を洗って出直された方がいいのでは」発言に対し12月15日 14:47
自民と維新の与党が衆議院の議員定数削減法案の成立を目指して、会期延長も視野に入れていることについて、12日、立憲民主党の斎藤参院国対委員長は、「ちょっと言い方きついけど、顔を洗って出直された方がいいのではないか」と発言しました。
これについて日本維新の会の吉村代表は、15日の取材対応で受け止めについて聞かれ、「そちらも顔洗って、議員定数削減も、そして、企業団体献金の法案も採決してください」と述べました。
■議員定数削減法案成立目指し会期延長も 野党反発「顔を洗って出直された方が…」維新は自民党との連立の条件として「衆議院の議員定数を1割削減する」ことを掲げてきました。
そして両党は法案を5日に提出していましたが野党が反対し、先に国民民主党などが提出していた「企業団体献金の規制法案」の審議が進められていて、審議自体が行われていません。
臨時国会の会期はあさって17日までで、現時点で会期末までの成立は難しい状況です。
こうした状況を受けて維新と自民は、会期延長も視野に法律を成立させることを確認していますが、野党側が反発。
立憲民主党の斎藤参院国対委員長は12日、「多少延長したとしても(成立は)100%無理だと思う。無知の極み。ちょっと言い方きついけど、顔を洗って出直された方がいいのではないか」と発言していました。
■「いや…顔洗ってるんですけど…」と吉村代表
維新の吉村代表は15日正午ごろからの取材対応で、この発言の受け止めについて、次のように述べました。
【吉村代表】「いや…顔洗ってるんですけど…いや、僕はそんなにおかしなこと言っていると思っていなくて。
立憲民主党の(斎藤国対)委員長が言う、"慣例として今企業団体献金の法案が審議されているから、それが終わって、次なんですよ"と。
定数削減法案を審議するのは、同時審議っていうのは、“やりません”と。まず企業団体献金禁止の法案で、それをするのが先じゃないか、ということ。
じゃあそれは、『わかりました』と。であるならば、(企業団体献金の規制法案は)審議しているわけだから、参考人も呼んだわけだから、『ちゃんと採決しましょうよ』と言っても、採決しないわけじゃないですか」
■『そちらも顔洗って、議員定数削減も企業団体献金の法案も採決してください』【吉村代表】「そしたら、どうやっても定数削減の法案の審議に入らないですよね、その理屈でいくと。
なので結局は、『やりたくないから言ってるんじゃないんですか』って、僕は思いますね。
例えば、先週の金曜日かな、今回特別委員会っていうのは別に日程はめようと思ったら、本気でやろうと思ったら別に金曜日だって審議できた。
けど、してないじゃないですか。日数足りないっていうと、じゃあ金曜日だって丸1日休んでますからね。企業団体献金の法案を審議したらいいじゃないですか。本気でやるつもりがあるんだったらね。
“審議すべき・採決すべき”だと言ってもしないでしょ。採決したら今度は定数削減法案の方に移りますからね。
なので、『顔洗って出直して来い』でしたっけ?『そちらも顔洗って、議員定数削減も、そして企業団体献金の法案も採決してください』。そう思います」