地下水から国の目標値の520倍超 有害性指摘のPFAS ダイキン工場周辺での検出問題 「対話の必要性を」周辺住民が公害調停の申請へ 12月13日 18:01
大阪府摂津市のダイキン工業の工場周辺で、有機フッ素化合物・PFASが検出された問題で、近隣住民らが公害調停のための団体を結成しました。 PFASはフライパンのフッ素加工などに使われてきましたが、有害性が指摘され現在日本では、製造や輸入が原則禁止されています。 摂津市では2023年、ダイキン工業の工場周辺の地下水から、国の目標値のおよそ520倍のPFASが検出され、きょう=13日、近隣住民ら650人が、ダイキンに対し公害調停を申請する団体を発足しました。 「この公害調停をダイキンが地域住民に対して、改めて思いやりの心をもって対話の必要性を思い起こすキッカケになることを強く願っています」 企業をめぐるPFASの公害調停は全国初となります。