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ノーベル賞受賞で話題 阪大「ワニ博士」の正体は“約60年前発見マチカネワニの化石”モデルにした公式キャラ 受賞決定で販売数は約30倍!一部商品は売り切れに12月12日 13:08

日本時間の11日未明、京都大学の北川進さんと大阪大学の坂口志文さんがノーベル賞の授賞式に臨み、メダルを授与されました。 「newsランナー」では、かわいい“ワニ”もスウェーデンの授賞式会場に向かったとの情報をつかみました。 この“ワニ”は、大阪大学生協で販売されている「ワニ博士」。 坂口さんのノーベル賞受賞の会見をきっかけに大人気となり、一部商品は売り切れていて、販売数はおよそ30倍にも。大人気の「ワニ博士」の由来を取材しました。 ■ノーベル賞コンサートにもその姿が

坂口さんのノーベル賞授賞式が行われた11日、大阪大学は公式Xを更新。 【大阪大学公式Xより】「ノーベル賞コンサートで美しい音色に包まれました。ワニ博士、演奏にうっとり」 会場を眺めているのは、“ワニ”のぬいぐるみです。 この“ワニ”は坂口さんのノーベル賞受賞が決定したときもその様子をすぐそばで見守っていました。 ■“ワニ”の正体は「マチカネワニ」

この「ワニ」の正体の謎を探るべく、ランナー取材班が向かったのは、大阪大学の博物館。 【大阪大学総合学術博物館 船越幹央副館長】「こちらが『マチカネワニ』の化石になります」 案内されたのは、ワニの化石が展示されたフロア。 (Q:かわいらしいワニのマスコットがいると思うんですけどあれは関係ある?) 【大阪大学総合学術博物館 船越幹央副館長】「あの“ワニ博士”のマスコットのモデルがこの『マチカネワニ』なんです」 この化石は、およそ60年前に、大阪大学豊中キャンパスで校舎を建てていたときにおよそ45万年前の地層から見つかりました。 のちに「マチカネワニ」と名づけられ、ことし9月には、国の天然記念物に指定されました。 ■阪大の生協には「ワニ博士」コーナーも 一部商品が売り切れ

その存在をより広く知ってもらうため、大阪大学は「マチカネワニ」を博士にして公式マスコットキャラクターにしました。 坂口さんの会見で「ワニ博士」の露出が増え、今、グッズが大人気になっているということで、大阪大学の生協を訪れると… 売り場には、「ワニ博士」コーナーが設けられ、アクリルスタンドやクリアファイルなど様々な商品が並んでいます。 ぬいぐるみとストラップはなんと売り切れ!生産が追いつかず、再販は来年春になるということです。 ■一気に販売数がおよそ30倍に跳ね上がった「ワニ博士」グッズ

【大阪大学生活協同組合購買担当 稲田尚子さん】「坂口先生のノーベル賞の会見以来、あの時机の上にワニ博士が並んでいたのをきっかけに人気に火が付いた。注目されてからは一気に(販売数が)30倍ぐらいの跳ね上がりになりまして、(一部商品が)品切れになりました」 思わぬ波及効果までもたらした関西の研究者のノーベル賞受賞。「ワニ博士」にも注目です。 (関西テレビ「newsランナー」2025年12月11日放送)

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