電気自動車の税制優遇が終了したアメリカのトレンドは 険しい山道を想定した運転スペースも LAオートショー12月07日 13:00
10月20日、北米最大級の自動車展示会・ロサンゼルスオートショーがメディアに公開されました。
会場にはアメリカ、ヨーロッパ、そして日本を含むアジアの主要メーカー約30社が出展。
映画に登場した日本のクラシックカーも並び、車好きにはたまらない内容となりました。
■アメリカでは2025年9月末で電気自動車の税制優遇が終了
アメリカでは2025年9月末で電気自動車の税制優遇が終了。
メーカー各社が対応を迫られるなか、トヨタはこれまで同様ハイブリッド車を主力に据え、他社より多いラインナップを会場に並べました。
■険しい山道を想定し、実際に走行もできるスペースも
アメリカ大手のフォードは、実際に走行できるスペースを設けて機能面をアピール。
険しい山道を想定してオフロード性能を高めた車では、前方の障害物をカメラで確認できる機能が搭載されています。
■ヒュンダイは“人が運転しない” 自動運転タクシー専用車両を展示
韓国大手のヒュンダイは“人が運転しない” 自動運転タクシー専用の車両も展示。
車体には複数のカメラやセンサーが備えられ、周囲の交通状況を分析しながら走ることができます。
■ホンダは1人乗りのマイクロモビリティ「ファストポート」を展示
そのほか、会場には電気で動くヘリコプターや電気モーターボートも登場。
ホンダが展示したのは1人乗りのマイクロモビリティ「ファストポート」。
自転車のようにペダルをこいで動かすことができ、渋滞時の配送手段など、様々な場面での活用が期待されています。
新たな技術や多様な移動手段を示した今回のオートショー。世界の自動車市場はどの方向へ進むのか注目が集まっています。
(関西テレビ ロサンゼルス支局 松浦武司)