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大阪・箕面名物「もみじの天ぷら」は道に落ちているモミジではなく専用の山で栽培していた 海外のシェフが喉から手が出るほど欲しい「箕面の幻のゆず」 箕面の魅力を徹底調査【大東駿介の発見!てくてく学】11月22日 10:00

俳優の大東駿介さんが、訪れた街のうんちくや、まだ地元住民にも知られていないような魅力を探す「発見!てくてく学」。 今回訪れたのは、紅葉の名所として知られる大阪府箕面市です。 箕面名物「もみじの天ぷら」の意外な秘密とは? さらに、海外の人気シェフからも大人気の「幻の食材」も調査します。 ■箕面温泉は日本最大級の「動物園」があった

街歩きを始めて早速見つけたのは、阪急箕面駅近くにある「箕面温泉スパーガーデン」。 宿泊施設も併設された人気の観光スポットです。 【大東駿介さん】「めちゃめちゃ好きやわ~。鶴がおる温泉好き。温泉の質いいわあ、トロっとしてて」 現在はメンテナンス工事中ですが、この場所には驚きの歴史がありました。 【大東駿介さん】「日本最大級の温泉施設じゃなくて…じゃあ面影ないってことですよね。動物園?」 大東さん、大正解!実はこの場所、かつて「箕面動物園」という日本最大級の動物園があったのです。 ■わずか6年で閉園「箕面動物園」

【大東駿介さん】「ゾウまでおるやん!全然知らんかったな」 1910年(明治43年)に開園した箕面動物園は甲子園球場の2.5倍もの広さを誇り、阪急電鉄の前身「箕面有馬電気軌道」が、電車利用客の増加を目的として開業しました。 しかし、日本に生息しない動物の飼育コストが膨らみ、さらに地震でおりが壊れた場合に猛獣が住宅地に逃げ出す危険性が懸念されたため、開業からわずか6年で閉園となったのです。 【大東駿介さん】「知ってんのかな、箕面の人?」 ■箕面名物「もみじの天ぷら」

阪急箕面駅から箕面大滝までは「滝道」と呼ばれる約2.8kmの散歩道があり、秋の行楽シーズンに大人気。 この滝道には箕面の名物「もみじの天ぷら」を販売するお店が軒を連ねています。 「もみじの天ぷら」は、約1300年前から箕面に伝わる伝統の食べ物です。 修験道場だった箕面山で修行をしていた役行者(えんのぎょうじゃ)が、滝に映えるもみじの美しさを称え、油で揚げて旅人に振る舞ったのが始まりとされています。 創業100年を超える老舗「河鹿荘」を訪問。 4代目の上原さんから「もみじの天ぷら」の製法を教えていただきました。 【大東駿介さん】「このもみじはいつ取ったやつですか?」 【上原さん】「秋に紅葉したもみじを1年分収穫してから塩漬けにしてるので、2年前の秋のもみじです」 1年以上塩漬けしたのちに流水で何度も塩抜きするという、こだわりの製法です。 ■もみじの仕込みは“1年以上”

店の裏で行われる塩漬け作業を見せていただくと、大量のもみじの葉が塩と共に漬けられていました。 【上原さん】「これもみじのアクなんですよ。アクと芯が硬いので、それを柔らかくするために1年間塩漬けしてるんです」 塩抜きをしたもみじの葉に、小麦粉を水で溶き、ざらめと白ごまを加えた衣をつけます。 そして、菜種油で20分かけて低温でじっくりと揚げることで、焦げ目がつかずカリッと揚がり、かりんとうのような味わいになるそうです。 河鹿荘ではプレーン味のほかに、わさび味やブラックペッパー味など8種類のフレーバーを楽しむことができます。 ■もみじの天ぷらの意外な“秘密”

「もみじの天ぷら」の材料となるもみじの葉には、驚きの秘密がありました。 観賞用のイロハモミジとは違い、柔らかくてクセがなく、食用に適した紅葉の葉「一行寺楓(いちぎょうじかえで)」を使用しているのです。 箕面で「もみじの天ぷら」を製造・販売している店は、専用の山林や土地を持って、「一行寺楓」を栽培・収穫しています。 【大東駿介さん】「いや、ごめんなさいね。ほんまに別になめていたわけじゃないんですけど、こんだけもみじあるから...いや、別にね…『その辺のもみじ』って言ったらあかんけど」 【上原さん】「分かります、よく言われます。『その辺に落ちている葉っぱ拾って商売できてええなあ』」 【大東駿介さん】「拾ったとは思いませんよ!聞いといてよかった。ありがたみがちゃうわ!」 ■海外の人気シェフも欲しがる幻の「ゆず」

箕面の特産品は「もみじの天ぷら」だけではありません。 「YUZUYA橋本亭」を訪れると、もうひとつの特産品「ゆず」について知ることができました。 2020年にオープンしたこのお店は、1910年(明治43年)に建てられた料理旅館を元にした建物で、1階は川床カフェ、2階はフレンチレストランとして営業しています。 約1300年前に日本に伝わったとされる「ゆず」。 通常のゆずは、土台となる木に実をつくる木をつなぎ合わせて実がなるまでの期間を短縮する栽培方法「接木(つぎき)」で育てるのが一般的です。 一方「箕面のゆず」は、種を植えて一から育てる「実生」という方法のため、より品種本来の個性が際立ったゆずができるのです。 【オーナーシェフ 浮田さん】「ゆずはむちゃくちゃ時間かかって、実生のゆずも18年とかかかるし、美味しくなってくるのも50年ぐらいかかるって言われてるので、そもそもそんな簡単にできるものではないんです」 しかし近年は温暖化の影響で収穫量が減少。「YUZUYA」を開業して7年間で、十分な収穫ができたのは1回だけだそうです。 【浮田さん】「ゆずはすごい人気が海外でもあるので、特にフランスとかニューヨークのシェフも喉から手が出るほど欲しくて、いくらでもお金出すので。実生のゆずも世界的にも知られてしまった」 「ゆずや」という店名には、箕面の伝統的な特産品であるゆずを守り、伝えていきたいという思いが込められています。 ■ゆずを活かした絶品グルメに大東さん「ゆず凄い」

「YUZUYA」では、箕面のゆずを使った料理を味わうことができます。 カツサンドは2週間かけて熟成させた肩ロース肉を使用。トリュフソースとゆずジャム入りマスタードソースをつけて味わいます。 【大東駿介さん】「お肉の香りが…口に含んだ時にふわっと。ゆず凄い!めっちゃ合性いい」 ゆず入りステーキソースがかかったハンバーグセットを食べると、大東さん、笑いが止まりません。 【大東駿介さん】「うま!!なんやこれ!?こんなハンバーグ作ったらあかんわ。肉の旨みの塊食べてるみたいな。ミンチによってほどけていって口の中いっぱいに広がっていく。衝撃やで」 ゆずの繊細さを活かしたインパクトのある味わいに、大満足の大東さんでした。 ■箕面から消えたサルはどこへ?

箕面大滝は、季節によってライトアップも行われ、年間約150万人が訪れる箕面を代表する名勝地です。 ところで、箕面大滝には大きな変化が。かつて箕面の名物だった「サル」がいなくなったのです。 実は1990年代から猿の保護活動として、山の上にエサを食べられる場所を用意し、観光客が集まる山の下まで降りてこないようにしたそうです。 【大東駿介さん】「箕面って土地面白いですよね!温泉地のイメージがあったんですけど、歴史を辿ると人々の営みが見えてくる。何より散歩がちょうどいいハイキングコース。ぜひ皆さん遊びに来てください」 箕面大滝は11月15日から12月7日までライトアップをしています。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。 (関西テレビ「newsランナー 大東駿介の発見!てくてく学」2025年11月13日放送)

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