萩原歩美選手『大阪国際は、私の走りの原点』

萩原歩美

ケガに苦しんだ1年…「あっという間」

大阪国際女子マラソンを控えて

萩原歩美選手: あんまり実感わいてないかもしれないですね(笑)。去年の(初マラソンの)イメージが強すぎて、『あっ、もう一年たったのか』っていう感じですね。

萩原歩美
ちょっとこの2021年度は、ケガがあったりして、なかなか思うように走れなかったんで。
…そうですね、去年の大阪からずっと1本もレースが走れていないので、すごいあっという間に1年たっちゃったな、っていう感じがありますね。

『もう一回、やるって決めた。大阪走るんでしょ?』

萩原選手: 春先にすぐ故障というか、疲労骨折をしてしまって。 頑張ろうと思い始めていた時だったので、結構それが、精神的にもキツくって。

なかなかうまく、その…立ち上げも、若い時と違って結構時間がかかっちゃったんですけど、そういう時も『いや、でももう一回やるって決めたじゃん?、大阪走るでしょ?』って自分に言い聞かせて、何とか…日々、弱い自分と闘いながら、ここまで来たかなぁって思います。

萩原歩美

スタッフ、ファン、会社の人…応援団の声で頑張れた

萩原選手: 基本的に、なんか皆の目があるときは、強い自分でいようとは思っているんですけど、多分、根本はスゴイ弱っちいヤツなんで(笑)。
それをなんか、笑ってごまかしているところはあるかなぁと。

支えとなっているのは?

萩原選手: やっぱり周りにいてくれるチームスタッフも、もちろんそうだし、チームメイトもそうなんですけど、やっぱりファンの方々だったり、(所属する)会社の応援団の方々が、色んなメッセージをくださって、『期待しているよ』っていう声をすごく貰ったので。

なんかこういう人たちに、何とかして結果とか私の走りで答えたいなっていう思いがあったからこそ、(心が)折れずに何とか頑張れたかなぁと思います。

萩原歩美

大阪で走るイメージはできている

萩原選手: (去年の大阪国際から)一本もレースを走っていないので、『どうなんですか、最近』っていう、心配する声とかもあったんですけど…それでも、『はぎちゃんは走ったら走れるから、大丈夫だよ』とか、『またあの笑顔を見せてね』っていうのが、すごく力になりましたね。

復帰を大阪以降にする考えは?

萩原選手: あぁ、まぁちょっとはありましたね。

やっぱり他のチームの先輩方とか、仲の良い選手とかにも、『できるだけ(復帰のための)期間を長く持った方が…3月の東京なり、名古屋なりの方が良いんじゃないか?』っていうのも結構言われたんですけど。

気持ち的に、私も早く走りたいし、もう大阪(で走る)イメージはできていたので、そこはブレずに、監督にも『大阪で行きます』って伝えて。

短い期間ではあったんですけど、なんとか集中して大阪に向けてやろうっていうのは…あまりブレずに、いままで来れましたね。

大阪国際は「私の走りの原点」

萩原選手にとっての大阪国際とは?

萩原選手: やっぱり子供の頃からずっとテレビで見てきたりとか、ペースメーカーをやった時もあったし、自分が初マラソンをやったところも大阪国際ですし、やっぱり私の走りの原点だし、ここを走りたいっていう気持ちはすごく強いし…そこはブレないですね。

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どうしても走りたいんでしょうね(笑)。

御堂筋を走りたいなって、ずっと思っていたんで。
そこを走れるのはすごく楽しみですね。

試走の時も『あぁここ走れるんだよなぁ』って、ワクワクしながら走ってました。

一番のライバルは「自分自身」

今回の意気込みについて

萩原選手: 状態がね、すごくいいとは言えないので、さすがに日本記録で!とか大会記録で!とかは言えないんですけど、やっぱり去年の自分を超えていきたいなとは思っているので。

ただやっぱりマラソンとしては、しっかり前半粘って、後半上げていけるようなレース展開にはしたいなと思ってますね。

ライバルは?

萩原選手: ライバルねぇ…まぁみんなライバルではあるんですけど。闘うので。
ただやっぱり、一番(のライバル)は、自分自身だと思いますね。

絶対どこかで弱い自分が出て来ると思うんで。
なんとかそいつに負けずに、勝てるように(笑)

萩原歩美
『パリこそ、私。』その思いを胸に
第41回大阪国際女子マラソンは1月30日(日)ひる12:00~