2025年7月3日(木)スタート
毎週木曜 深夜0:15
※放送時間は変更になる可能性があります

藤原丈一郎 、地上波連続ドラマ
初単独主演!

“死者の声が聞こえる”特殊能力を持つ役 に挑戦

社会の闇に消された人々の

“非業の死”の真相に迫る!

TOPICS トピックス

  • 2025.06.06(金)

    橋本涼(B&ZAI)&久保田磨希の出演が決定!

    久保田磨希、藤原丈一郎、橋本涼
  • 2025.05.24(土)

    主演・藤原丈一郎、“死者の声が聞こえる”役で地上波連続ドラマ初単独主演!
    霊が“見える”、緋山のお世話係兼相棒に菅井友香、緋山に事故物件のロンダリングを依頼する不動産会社社長に大谷亮平が決定!

    菅井友香、藤原丈一郎 、大谷亮平
久保田磨希、藤原丈一郎、橋本涼

2025.06.06(金) 橋本涼(B&ZAI)&久保田磨希の出演が決定!

緋山に近づく謎の男に橋本涼、『アマミ不動産』社員に久保田磨希の出演が決定!
今年2月に結成された新グループ・B&ZAIに所属し、2023年・2024年には地上波連続ドラマで単独主演も務めた橋本が演じるのは、事故物件のロンダリングを進める緋山のもとに突如として現れる、謎の人物・P.J.。表向きの肩書はコンセプトカフェやガールズバーを経営する会社の取締役だが、実態は大阪のミナミ(難波や心斎橋などの繁華街エリア)を縄張りとする半グレ集団の幹部。口数が少なく威圧感があり、ときに緋山の行動を妨害するが、ときに有益な情報を教えてくれるキーパーソン。
そして、京都府出身で、数々の映画・ドラマ・舞台などで幅広く活躍する実力派俳優・久保田磨希が演じるのは、緑原小町(みどりはらこまち)。小町は、天海が社長を務め、夏凜が社員、緋山がアルバイトとして働くことになる不動産会社『アマミ不動産』の大阪支社社員。緋山が“聴覚”に、夏凜が場所やモノの危険度を色で判別できる“視覚”に特化した特殊能力を持つのとは対照的に、小町は霊感もなければ不穏な予感も一切感じない、飛び抜けて“無感覚”な人物。その気さくで親切な性格は、緊迫感が漂う物語に癒やしを与える。
このたび出演が解禁となった橋本・久保田から、コメントが到着した。
橋本涼 コメント
橋本涼
オファーを受けたときのご感想
B&ZAI結成を発表したくらいの時期に衣装合わせがあったので、初めて“B&ZAIの橋本涼です”とご挨拶したのが『ロンダリング』の現場でした。B&ZAIとしてドラマに出させていただくのは初めてなので、このタイミングで出演が決まってすごくうれしいです。ただ、お芝居をするときは何も変わらないので、いい意味でこれまでと変わらず楽しみたいと思います。

台本を読んだときのご感想
面白い!!って思いました。“ロンダリング”という言葉を詳しく知らなかったので検索するところから始めました。いろいろな“ロンダリング”が物語の中で出てくるんですけど、その中でも“死者の声”にフォーカスしているのが特に面白いです。P.J.が出てきたときの“こいつ何者?”感を含め、台本を読み進めるたびに何度も驚かされました。

P.J.を演じたご感想
めっちゃ楽しいです!“陰”か“陽”で言えば、“陰”の役をいただくことが多いんですけど、その中でもP.J.は特に“陰”だと思っています。物語が進むごとに、P.J.という人間が抱えるものの大きさを感じますが、それを自覚した上で平然を装っている姿がすごく魅力的だと思います。
僕自身これまでいろいろな経験をしてきて、この事務所で今も切磋琢磨(せっさたくま)していますが、そういう意味では、P.J.ほど重いものは抱えていなくとも、通ずる部分はあるように感じています。なので、お芝居をするときもP.J.を演じるのではなく、自分がもしP.J.だったらどうするかを考えていて。演じれば演じるほど、もしかしたら自分とP.J.はかけ離れた存在ではないのかもしれないと思っています。

撮影現場の雰囲気について
関西出身の方が多すぎます(笑)!クランクインする前に、僕は関西弁じゃなくていいと言われて安心しきっていたんですけど、いざ撮影が始まると現場で関西弁が飛び交っていて。僕が高校生のとき、クラスの半分くらいが関西出身だったので、当時からつられてしまっていたんですよ。それが高校を卒業して抜けてきたのに、今回の現場でまた戻っちゃいました(笑)。撮影中にも1回“関西弁になってる”って注意されて。関西弁っぽく語尾が上がるのが無意識に出てしまったので、逆に気をつけないといけないなと思っています。主演の丈くん(藤原丈一郎)がバチバチに関西弁なので、引っ張られないように頑張ります(笑)。

共演者の皆さんの印象について
先輩の丈くんとはドラマ初共演です。なにわ男子にいるときの丈くんはもちろん知っていますが、これまで接点があまりなかったので、俳優として現場にいる姿がすごくかっこいいし刺激になります。勉強させていただくことも多いですが、現場にいるときは先輩・後輩ではなく、座長と1人の役者として接してくださって、すごく頼もしいなと思っています。
菅井友香さんは、優しい人柄が普段からにじみ出ているなと思います。菅井さん演じる夏凜ちゃんはズバズバ言うキャラクターですが、お芝居のときの声がすごくきれいで。カットがかかった瞬間にやわらかくなるので、すごいなと。知らなかったからこそ新しく知る一面があって、おもしろいです。

ドラマの見どころについて
台本を読んだときからすごくおもしろかったですし、想像がつかない方向に枝が広がっていくので、おもしろい作品だと約束できます!丈くんの座長としての姿が輝いているので、そこを見てほしいです。
僕としては、演じるP.J.がダークな雰囲気のまま進んでいくんですけど、自分もP.J.と同じような経験をしたらたぶんそうなるだろうな、暗くてダークなところが前面に出ているだけで誰しもそうなる可能性があるんだろうな、と。P.J.を見てどう感じるかは人それぞれだと思うので、そこも楽しんでいただけたらいいなと思います。身構えずに、いろいろな感情を持って見ていただけたらうれしいです。
久保田磨希 コメント
久保田磨希
台本を読んだときのご感想
事故物件の話と聞いていたので、最初は怖いのかなと思っていましたが、読んでみるととても素敵な愛にあふれた台本でした。とても好きな内容なので、事故物件だけの物語だと誤解されたくない気持ちが強くあります。
ニュースで“ロンダリング”と聞くと、あまりいい印象を抱かないことが多いですが、調べてみると“再生する”という意味があることを知りました。私は今52歳で、自分はこうだと決めつけてしまいがちですが、違う自分、新しい自分を、自分でもっと見つけていったらいいんだというのを、このドラマに関わってから強く思っています。

緑原小町を演じたご感想
監督に、“小町は幽霊も引くほどマイペース”って言われたんですよ(笑)。他の皆さんがテンポのいい会話をするので、それに引っ張られないように、自分のペースをすごく守ろうとしました。
小町さんのマイペースさは、洋服にも出ています。スタッフさんと相談しながら衣装を決めましたが、私服がかなり独特で、独自の世界観を持っていて、人に合わせることをやめた感じがします。現実世界にも、この年代で服装に強いこだわりを持つ方はいらっしゃいますが、小町さんの場合は、服や持ち物に必ず動物がいて、中でも犬が多いです(笑)。
『アマミ不動産』の制服ではオシャレがしにくいので、靴下を毎日変えているのもこだわりですね。足元が映る場面があるかはわかりませんが、映った場合はぜひ注目してもらいたいです。本当に、“これどこで買ってきたんですか?”って聞いてしまうくらい、毎回すごいので(笑)!

緑原小町とご自身の重なるところ
30代前半はさまよっていたのか、私服が小町さんみたいになっていた時期がありました(笑)。ガチャガチャな色、奇抜な服で自分を表現したい、みたいな。自分を探している最中で、すごく無理をしていたと思います。今は、自分を真ん中に置いて日々を過ごしているので、服が地味であろうが素材が楽なものを選ぶという風に、自分に合ったものをまとうようになりました。小町さんが独特な服を着ている理由とは違いますが、そういった共通点はあります。
性格的なところでいうと、お節介なところだけは一緒ですが、私は本当にせっかちなので、自分と真逆だと思いながら演じています。私、いかに要領よく日々を過ごすかにかけているくらいせっかちなんです(笑)。一方で小町さんは、社員証をかけて、携帯電話のストラップをかけて…と順を追ってやると思うので、衣装を着るときは1つ1つ真似してやるようにしています。本当は、3つ重ねて首からかけるくらいのことをしたいんですけど、小町さんのために頑張っています(笑)。

物語の舞台・大阪での撮影について
大阪で演劇人生が始まった私にとって、物語の舞台が大阪、撮影もすべて大阪というのは、すごくうれしいです。16歳から大阪の俳優養成所に通って、18歳から大阪に住んで、29歳までずっと大阪で舞台やドラマに出ていました。なので、その頃から知っているスタッフさんもたくさんいらっしゃいます。当時は若手で頑張っていた人が、今は監督になっているなんてこともあって、まさに『ロンダリング』の西村美保監督は、ずっとニコニコして私の近くにいてくれたかわいらしい女の子でした。プロデューサーの中村和宏さんは、お互いが駆け出しの頃からの仲で。私がドラマデビューする前に、初めてのテレビ出演となったカンテレの深夜のコント番組で、当時専門学校の研修生だった中村さんとご一緒しています。原っぱで水着にまわしをつけて相撲を取るというコントをしましたが、そのときにまわしを締めてくれたのが中村さんでした(笑)。
いいことも悪いことも、楽しいことも悔しいことも、青春の全部が大阪にあります。一番感性が豊かなときを大阪で過ごしたので、大阪での撮影が本当にうれしいです。以前、東京の連続ドラマでも関西弁のおばちゃんを演じましたが、そのときと今回とではやはり違います。そのときは“特別な1人”でしたが、今回は“日常の1人”ですね。

共演者の皆さんの印象について
初めてご一緒する方がほとんどですが、自分が役者として育ってきた環境と、皆さんとでは全然違うと思うんです。丈くんはもちろんアイドルですし、私はずっと脇役の役者。なのに、本当にみんな気が合って、年齢とか関係なくすごく居心地がいいです。休憩時間も誰ひとり楽屋に戻らず、みんなで集まれるスタジオの前室でずっとしゃべっています。家族みたいな空気感があるので、このメンバーでお茶の間劇をやりたいですね(笑)。
あと、本当に感心するのが、皆さん舞台のようなセリフ量なのに、誰も台本を持ってスタジオに入らないんですよ。その腹の決め方が、本当にすごいです。私はふらっと出て、少ししゃべって、また引っ込むので、皆さんがたくさんしゃべってる途中に間違えたらどうしようって、すごく緊張します(笑)。でも、こんなときも小町さんは緊張しないと思うので、なんとか頑張っています!

ドラマの見どころについて
私は、テーマが“愛”だと強く思っています。
緋山くんは、はじめは自己肯定感が低い子ですが、自分の存在意義や存在価値に気づいて、だんだんと自分を好きになっていきます。そんな緋山くんに、私は感情移入してしまうんです。大阪から俳優という夢を抱いて東京に行き、思うようにはならずにアルバイトをして…そんなところが、自分とすごく重なります。
ただ、緋山くんには、不動産会社もいいけど、役者も諦めたらあかんでってすごく言いたい(笑)!あなたの役者としての旬は今じゃないかもしれないけど、30歳、40歳になったら、花開くかもしれないって。久保田磨希としてすごく言いたいのですが、小町さんはそれを知らないから、どうしてあげたらいいんだろうって本気で悩んでいます(笑)。
このドラマは、きっと丈くんが主演ということで、若い方がたくさん見てくれると思うんですけど、私のような50代以上の大人の方でもすごく楽しめると思います。私が台本を読んでもおもしろかったし、自分が出ていないシーンの撮影を見ていてもおもしろいので、本当に多くの方に見てもらいたいです!
久保田磨希、菅井友香、藤原丈一郎、大谷亮平、橋本涼
左から)久保田磨希、菅井友香、藤原丈一郎、大谷亮平、橋本涼
菅井友香、藤原丈一郎、大谷亮平

2025.05.24(土) 主演・藤原丈一郎、“死者の声が聞こえる”役で地上波連続ドラマ初単独主演! 霊が“見える”、緋山のお世話係兼相棒に菅井友香、 緋山に事故物件のロンダリングを依頼する不動産会社社長に大谷亮平が決定!

カンテレ×FODドラマ枠第3弾となる7月クールは、藤原丈一郎が主演を務めるオリジナル作品『ロンダリング』に決定した。カンテレ・フジテレビで毎週木曜深夜に放送、そしてFODで配信する。

このドラマは、“死者の声が聞こえる”という役に立たない特殊能力を持つ男・緋山鋭介(ひやまえいすけ/藤原丈一郎)が、嫌々ながらも社会の闇に足を踏み入れ、非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い奮闘する、社会派ミステリー。社会から切り捨てられた人間たちの生き様を描く。

主人公・緋山鋭介を演じるのは、なにわ男子の最年長メンバーで、地上波連続ドラマ初単独主演となる藤原丈一郎。売れない俳優・緋山は、霊の声が聞こえる“霊感”ならぬ“霊聴”体質に悩まされるが、とある死者の悲痛な叫びを聞いてから、その無念を晴らしたいという思いが芽生える。“霊”という目に見えない存在と、真正面から真摯に向き合う複雑な役どころを演じる。
そして共演には、欅坂46・櫻坂46の初代キャプテンで、グループ卒業後は女優として活動する菅井友香と、国内外の映画・ドラマ・舞台で活躍を続ける実力派俳優・大谷亮平が決定。
菅井が演じる蒼沢夏凜(あおさわかりん)は、緋山がアルバイトすることになる不動産会社『アマミ不動産』の社員。緋山は、自身の能力をいかし事故物件をロンダリング(洗浄)するが、夏凜もまた霊が“見える”という特殊能力の持ち主。しかしそれは、霊の姿を視認できるわけではなく、その場所やモノの危険度を“色”で判別できるという能力。クールでドライな性格だが、緋山のお世話係兼相棒のような存在として活躍する。
大谷が演じる天海吾郎(あまみごろう)は、緋山に事故物件のロンダリングを依頼する『アマミ不動産』の社長。クライアントは、夜の職業や生活保護受給者、過去に罪を犯した者など。賃貸契約を結びにくいと言われる人々に格安物件を仲介するため、“駆け込み寺”と称される不動産会社を経営する。ビジネス・利益最優先の言動を取る冷酷な一面は、物語に緊迫感を与える。
——私は殺された!—— この世に恨みを残す“死者の声”が聞こえる特殊能力を持つ男・緋山鋭介が、 社会の闇に消された人々の“非業の死”の真相に迫る!
緋山鋭介は、売れない俳優。スターを目指して大阪から上京したが、仕事は端役ばかりで収入はわずか、その日暮らしの毎日を過ごしていた。
そんな彼は全く役にたたない“ギフト”の持ち主であった。それは、非業の死を遂げた霊の声が“聞こえる”という厄介な特殊能力。霊感があるわけでもなく、霊の姿が見えるわけでもなく、かと言って霊とコミュニケーションがとれるわけでもない。ただ、霊の声が一方的に聞こえる、無用の長物とも言えるもの。それ故に、家賃が格安の事故物件にうっかり飛びついては死者の悲痛な声に悩まされ、転居を繰り返す引っ越し貧乏に陥っていた。
ある日、またも事故物件をつかまされた緋山は、苦情を訴えようと家を仲介した『アマミ不動産』へ。緋山の能力を知った社長の天海吾郎から「紹介したい物件がある」と思わぬ場所に案内される。そこは、5年前に女性がベランダから飛び降りて自ら命を断ったという高級マンションの一室。自殺騒ぎで家賃が安くなったこともあり、これまで10人が次々と入居したが、その全員が精神的に不安定になって短期間で退去し、自殺を図ろうとする者までいた特A級の事故物件だという。この部屋でしばらく暮らし、問題なく住めることを証明して事故物件のイメージをロンダリング(洗浄)するアルバイトを持ちかけられた緋山は、高額のバイト代に目がくらんで引き受けることに。
その夜、さっそく死者の声を聞くが、自殺したはずの女性がなぜか「私は殺された!」と訴えて…。
緋山鋭介(ひやまえいすけ) 演:藤原丈一郎 (なにわ男子)コメント
藤原丈一郎
オファーを受けたときのご感想
“カンテレや!”って(笑)。まずはそこでした。カンテレさんにはCDデビュー前から、本当にお世話になっています。SUPER EIGHTさんの『関ジャニ∞のジャニ勉』(2007年~2021年レギュラー放送)や、なにわ男子とAぇ! groupの冠番組『なにわからAぇ! 風吹かせます!』(2019年~2021年レギュラー放送)など、たくさん出させていただきました。
僕、実はカンテレの裏の病院で生まれたので、一番カンテレに近いアイドルなんですよ(笑)。そんな、生まれた町といっても過言ではない場所で、ずっとお世話になってきたテレビ局で、ジュニア時代を育ててもらったスタッフさんたちと一緒に、初めての単独主演ドラマをやらせていただけることがすごく光栄です。改めて大阪育ちでよかったなと思いました。

台本を読んだときのご感想
まず“ロンダリング”という言葉を調べるところからでした。“洗濯する”とか、いろいろな意味が出てきて、最初は疑問に思ったんですけど、物語が進むにつれてその意味が分かってきます。タイトルを回収するような内容になっているので、視聴者の皆さんもどんな展開になるのか注目してください。
あと、僕が演じる緋山鋭介は、まっすぐでピュアな人間で、周りを巻き込みながらも周りに成長させられていく役どころです。“霊の声”とかいうと怖がられるかもしれませんが、ホラー的な怖さより、人と人とのつながりやあたたかさが表現されたドラマになっているので、ぜひ楽しみにしていてください。

緋山鋭介を演じたご感想
本読みのあと、監督とディスカッションしたときに、僕と緋山に通ずる大きな部分があることに気がつきました。売れない俳優の緋山が、特殊能力をきっかけに誰かに必要とされたときのうれしさ。それが、なかなかCDデビューできなかった僕と重なる部分があるな、と。今までの自分の人生にヒントがあると思うので、それを緋山に注入していきたいです。
ほかに分からないところは、台本を読んで自分で考えたり、周りのキャラクターに刺激をもらったりして、“緋山鋭介”という人物像を作り上げています。

緋山鋭介とご自身の重なるところ
“それなんですか!?”っていろいろなことに興味津々な部分は、ピュアな緋山と似ていますが、僕は“霊の声が聞こえる”といった特殊能力はないので…(笑)。逆に重なるところがないからこそ、演じがいがあると思っています。
ほかに共通点といえば、“関西弁”ですかね(笑)。今回改めて、関西弁って言いやすいけど文字にすると覚えづらいなと思いました。でも、脚本の古家和尚さんが気をつかって細かいところまで工夫してくださって、他のキャストも関西出身の方が多いので、すごく楽しい現場になっています。

物語の舞台・大阪での撮影について
これまで大阪でお仕事をさせていただくことはもちろんありましたが、こんなに長期で、しかもドラマでというのは初めてだったので、どこか不思議な感覚です。大阪のホテルに数か月泊まるという初めての経験をして、たまに実家にも帰りますが、変な感じがします(笑)。
でも、カンテレの前の天神橋筋商店街とか、横にある扇町公園とか、ジュニア時代から頑張ってきた景色を見るとすごくホッとします。ずっと活動してきた場所で、大阪でドラマを担えることが、やっぱりすごくうれしいです。

共演者の皆さんの印象について
まずは、菅井友香さん。同い年ですごく刺激になりますし、お互いセリフ量がたくさんある中でも、切磋琢磨(せっさたくま)してシーンを作っていけている感じがします。
そして、大谷亮平さん。もちろん“存じ上げております!”という感じですし、映像だけではなく舞台でも活躍されているので、そういった方と一緒にお芝居が、セリフのキャッチボールができるのは、僕にとって大きな財産になっています。
先日、(撮影現場の)控え室にあるホワイトボードに、“差し入れなにがいいですか?”って書いたんですよ。スタッフさんが“クッキーがいいです!”とか書いてくれる中、1つだけ“愛があれば何でもいい”ってめっちゃかっこいい言葉があって(笑)。名前はなかったんですけど、大谷さんに“ありがとうございます!”と伝えたら、恥ずかしそうに“もっときれいに書けばよかった”とおっしゃっていました(笑)。
皆さんに“座長”と呼ばれますが、僕は本当にそう思っていなくて。ドラマの先頭をきるという意識は持っていますが、本当に素晴らしい皆さんに支えられています。他にも個性あふれる登場人物がたくさんいるので、ぜひ楽しみにしてほしいです。

ドラマの見どころについて
ホラーやサスペンスのような雰囲気がありながら、人情味にあふれる物語で、毎話どういう展開になるのかハラハラドキドキします。
そして僕は、スタッフの皆さんがこだわってくださっているカメラワークにも注目してもらいたいです。役者のセリフや表情以外で、画面で表現する恐怖心…本当にカメラで撮っているのか疑ってしまうくらいのリアリティがあります。『ロンダリング』チームのチームワークを感じられる作品になっているので、ぜひ1話からお楽しみください!
蒼沢夏凜(あおさわかりん) 演:菅井友香コメント
菅井友香
台本を読んだときのご感想
物語の結末を予想しながら読みましたが、最後は見事に辻褄(つじつま)が合って“そういうことか!”と、とても驚きました。普段生きていて、なかなかスポットライトが当たらないような場所にも光が当たる作品で、こんな世界があるのかと初めて知りました。

蒼沢夏凜を演じたご感想
危険を察知するとモヤがかかって見えるという不思議な能力を持つ夏凜は、『アマミ不動産』でその力を使い、ワケあり物件のロンダリングをしていきます。私自身は、全く霊感がなく、周りから“気をつけなよ”と心配されるほど鈍感ですが、“おばけ探知機”を持ち歩いていた時期があるくらい(霊に)興味があるので、演じていてすごく楽しいです。
あと夏凜は、今まで私が演じてきた役柄の中で一番“ツンツンデレ”な役です。ほとんどデレることはなく、ひたすらツンツンしていますが、それは、自分が持つ特殊能力によって傷ついた過去があるから。自分を守るために、あえて人と距離を縮めず、壁を作っています。

物語の舞台・大阪での撮影について
私がMCを務める競馬中継番組『競馬BEAT』(毎週日曜午後3時~カンテレ・西日本ネットで放送中)で毎週大阪には来ていますが、ドラマ撮影のために長期間の関西遠征をするのは初めてだったので、すごく貴重な経験になっています。大阪の雰囲気が大好きなので、すごく楽しいです。
クランクインの日は特に緊張していたんですけど、『競馬BEAT』でお世話になっているスタッフの方々が『ロンダリング』チームにもいらっしゃったので、皆さんの顔を見てホッとしました。新しくお会いする監督やスタッフの皆さんも本当に優しくて、大変な撮影の中でも毎日感動してしまうくらい温かく迎えてくださって、撮影が終わらないでほしいと思うほどです。
座長の藤原丈一郎さんもとても明るく、現場をパッと和やかにしてくださるので、とてもありがたいです。アットホームな空間でお芝居ができて、充実した時間を過ごしています。

ドラマの見どころについて
ホラー、サスペンス、ヒューマン…いろいろな要素が詰まっていて、1話を見たらどんどん続きが気になるような面白い作品になっています。視聴者の皆さんも、何か感じていただけるものが必ずあるはずです。
私としては、映像作品で初めてアクションシーンに挑戦しています。監督が自ら動きを指導してくださり、楽しみながら頑張っているので、ぜひ見ていただきたいです!
天海吾郎(あまみごろう) 演:大谷亮平コメント
大谷亮平
オファーを受けたときのご感想
“ロンダリング”という言葉自体あまり身近なものではないですし、“霊の声が聞こえる”といった特殊能力は、どちらかというと非現実的な話だと思います。僕は日常にあるようなストーリーが好きなので、正直最初は入っていくのが難しそうで苦手意識がありました。
でも、非現実的な世界に飛び込んで普段は経験できないことを体験できるというのは、僕たちの仕事の特権です。なので、今回はこのテーマにどっぷり浸かって楽しんでやろうという思いで受けさせてもらいました。

天海吾郎を演じたご感想
天海の風貌からも雰囲気からも、1話からどこか詐欺師的な要素を感じる方が多いと思います。非常にドライで冷酷なカラーを持つキャラクターではありますが、実は一人の人間としてすごくもがいていて、終盤にかけてどんどん人間的な部分が出てきます。特に緋山と夏凜とのかけ合いでは、イライラしてストレスをぶつける姿とか、少し感情が見えて。ただの冷たい人間にはしたくないという思いを持ってスタートしたので、最初から最後までそれが自然に出ていればいいなと思います。
あとは、視聴者の皆さんが、どこか闇を感じたり、グレーな印象を抱いたり。それをリードするのが天海だと思うので、この作品の緊張感を表すという意味で、存在感を出せていけたらと思っています。

共演者の皆さんの印象について
初めて共演する方ばかりですが、もう爽やかすぎて…。特に緋山(藤原)と夏凜(菅井)の中に天海が入っていくと、もう空気がよどむというか(笑)。それくらいきれいで純粋なものを発散してくれています。2人の存在があるからこっちも光るというのは、一緒のシーンをやるたびに感じています。
特に緋山(藤原)は、感情を表に出すときのパワーがすごいです。それが若さなのか、普段からアイドル活動で舞台に立っているからなのかは分かりませんが、こっちが触れてはいけないくらいのパワーを発散します。霊の声が聞こえてもがく緋山を僕が鎮めるシーンがあるんですけど、そのときの感情の出し方を間近で見ると、下手に触れてはいけないな、と。それほどのエネルギーを発していて、彼のすごさを感じています。

物語の舞台・大阪での撮影について
ドラマも映画も大阪で撮ったことがなかったので、新鮮です。しかも偶然、撮影で母校の前を通り過ぎて。たまたま監督と高校が同じなんですけど、それも相まって不思議な感じがしました。なかなか地元で作品を撮ることなんてないと思うので、うれしい気持ちがありながら、あの頃高校生だった自分が何十年後にここでドラマを撮っているなんて…いまだに信じられないです。

ドラマの見どころについて
この物語は、緋山が霊の声が聞こえるというところから始まります。そんな人はなかなかいないと思いますが、視聴者の皆さんもそこに感情を乗せて、もし自分が、もしくは身近な人が同じ境遇に置かれたら、どういう困難があって、どうその能力を役に立てて、どう糧にして成長していくのか。僕も小説を読んでいるような気分になって、台本をもらうたびにすごく先が気になったので、皆さんも『ロンダリング』の世界観にどっぷり浸かって、楽しんでいただけたらなと思います。

OUTLINE 作品概要

タイトル
『ロンダリング』
放送枠
2025年7月3日(木)スタート
カンテレ:毎週木曜深夜 0:15~0:45
フジテレビ:毎週木曜深夜 2:15~2:45
※放送時間は変更になる可能性があります。
配信
カンテレ1話放送直後からFODにて1週間の先行配信
出演
藤原丈一郎 菅井友香 橋本涼 久保田磨希 大谷亮平 ほか
脚本
古家和尚
音楽
秦コータロー
プロデューサー・演出
木村淳
演出
髙野有里 西村美保
プロデューサー
中林佳苗 田端綾子 中村和宏
制作協力
メディアプルポ MEW
制作著作
カンテレ