出前授業

出前授業@大阪市立矢田東小学校

2020年1月28日(火)

担当の先生との打合せで、2020年はオリンピックやパラリンピックも開催されることから、スポーツ番組を取り上げることに決めたものの、関西テレビが主催する、大阪国際女子マラソンの準備のため、スポーツ部員がどうしても都合がつかず、一昨年まで14年間、スポーツ部で様々な取材に携わってきた現編成部員が担当することになりました。テーマは「テレビとスポーツ」、5年生45人に授業を行いました。

【学校からの要望】

5年生社会科の『情報を伝える人々』という単元で、番組を作られている方々が、どんな工夫・配慮をしているのか、取材から放送までどのように行われているのかを学ばせたいです。また、作られている人々の思いも知ることができると嬉しいです。

【講師】編成部 前 洋平

2001年入社。営業局業務部配属後、2004年からスポーツ部。2018年編成局に異動。スポーツ部時代は、プロ野球やゴルフ、競馬番組を担当。2012年のソチオリンピックも取材した。

【授業内容】

講師自身の自己紹介の後、児童たちに今取り組んでいるスポーツについて聞いてみると、サッカー、バスケ、水泳、ボクシング、と幅広い答えが返ってきました。続いて、見たことのあるスポーツに関するテレビ番組をたずねたところ、アスリートが出演するバラエティや競技の中継などを家族で見るという児童が多く、スポーツ番組が家族のコミュニケーションに役立っていることがわかりました。

そして、放送されるスポーツ番組の種類について説明しました。

(1)試合や競技の中継
プロ野球やJリーグ、マラソンなどの試合や競技の様子を実況や解説をつけてそのまま放送するもので、世界中のスポーツを現地に行かなくても日本で見る事が出来たり、スタジアムでは遠くで見えないアスリートの表情を見ることが出来ます。難しいルールの説明やデータが画面に表示され、より試合を楽しむことができます。そして、プロ野球中継の時のカメラの位置と映し出す映像についてより詳しく話しました。児童たちは、日ごろ何気なく見ている野球中継に何台ものカメラが関わっていること、それぞれ何を撮影するのか決まっていることに驚きながらも、講師から「ホームランが出たら、どのカメラで何を撮る?」という問題に、「○カメでホームランボール」「カメでホームに着くところ」「監督の喜ぶところ」「ピッチャーのがっかりするところも」と想像力豊かに答えてくれました。また、「現場の盛り上がりを伝えるためには、どうする?」という問いには、「アナウンサーがしゃべる」という答えがありました。これについて、講師から「客席を映したり、歓声を聞かせたりしています」との説明がありました。

(2)スポーツニュース
試合や競技のダイジェストと結果を放送するもの。ここでは、スポーツニュースが放送されるまでの流れが説明されました。深夜に放送される「Live Newsα」のスポーツコーナーで1分のプロ野球のニュースを放送する場合でも、ディレクターは試合前の練習が始まる午後2時半ごろ球場に到着し、監督やコーチ、先発投手など気になる人たちに話を聞いて取材をします。午後6時に試合が始まると、記者席でスコアをつけ、その日のポイントとなるプレーは何かを考えながら観戦します。試合が終われば、関西テレビに戻って原稿を仕上げたり、映像を編集したりします。こうやって作成された原稿を希望者が読んでみました。教科書の音読と違って、映像に合わせて読むのは難しかったようですが、読み終わると他の児童から拍手が送られました。

(3)スポーツドキュメンタリー
ひとりあるいは1チームに密着して、生き方や考え方を描く番組。ドキュメンタリーの制作については、アスリートから重要な言葉を引き出すこと、他にはない独自の映像を撮影することを心がけていると話しました。

最後に、スポーツ番組を通して、
・そのスポーツを好きになってもらいたい
・実際にスタジアムに足を運んで欲しい
・マイナースポーツを、メジャーにしたい
と思っていると語りました。

【講師のコメント】

初めての小学生向けの講義。ひと学年54名にも驚いたが、その中で野球をやっている生徒が一人もいなかった事に衝撃を受けた。野球中継を中心とした講義内容を予定していたので、みんなが興味を持って取り組んでくれるか不安だったが、時間が経つにつれ徐々に前向きに参加してくれた。改めて、この世代の子供たちにテレビの魅力を伝えて行きたい、逆にこちらが勉強になった時間となった。

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