関西テレビ放送株式会社

 

  1. 第6章 パートナーシップ
  • 第6章 パートナーシップ

制作に携わるすべての者がパートナー

昨今の番組制作は、ロケ技術の簡便化、編集における自由度の増大などハード面の飛躍的向上に伴い、ますます複雑で多様な表現が可能になりました。1本の番組を完成させるために、かつての番組制作に比べて計り知れないほど、莫大な番組スタッフのエネルギーと英知が必要となります。
私たちは、ともに番組を制作する制作会社やその制作・演出スタッフ、出演者やその所属事務所、技術・美術スタッフをはじめ、作家、ブレーン、クライアント、広告代理店、FNS系列局、関西テレビの関係会社に至るまで、番組に携わるすべての人たちをパートナーであると考えています。また番組に協力してもらう取材先や取材対象者、学者、専門家、有識者までをもパートナーととらえ、彼らの意見を尊重した番組制作を行います。
すべてのパートナーに番組の意図や志を浸透させ、番組づくりのエネルギーのベクトルを共有するには、スタッフをまとめていく力に加えて、きめ細かい気配りが要求されます。放送責任を担うテレビ局の社員プロデューサーや社員ディレクターに求められるのは、いかなるジャンルの、いかなる形態の番組であろうとも、パートナーの意見に十分耳を傾け、自由闊達に互いの考えを言い合える環境をつくり、すべての出演者やスタッフの力が100%発揮できるよう導く力であり、万が一誤った方向に向かって走り出したとき、それを是正できる最後の砦にならなくてはなりません。パートナーとの良好なコミュニケーションこそが良質の番組を創造する源であり、コミュニケーションが寸断されたとき、捏造ややらせ行為を食い止められない状況を招きかねません。
とりわけ制作会社は、実質の番組づくりを私たちと両輪となって推し進めて行く立場となるため、より関係性の明確化が必要となります。そのため、この章では、「パートナーシップ〜制作会社の皆さん」の項目を設け、一層の相互理解を図ります。


よきパートナーシップを築くために

東日本大震災以降、「絆」が改めてクローズアップされ、遅遅として進まない公的機関に頼るよりも自分たちで助け合いながら復興を目指す、相互扶助が目覚ましい成果をあげてきています。
テレビ業界も同様ではないでしょうか。リーマンショック以来の経済の落ち込みから、減った利潤の奪い合いを狭い業界内で行っていくだけでよいのでしょうか。短期の利益は確保できるかもわかりませんが、長い将来にわたってそれは得策なのでしょうか。
関西テレビも関西テレビだけ、関西テレビの社員だけ良ければいいということを行っていては、よきパートナーシップを築けません。外部の制作スタッフ、制作会社やタレントの皆さんとは一緒に番組を制作する“仲間”だという認識のもと共存共栄で今後進めていくことが、関西テレビとパートナーの皆さんの長期の発展に繋がるのではないでしょうか。

コミュニケーションを密にしていく。
コミュニケーション不足が根本原因で生じる問題が多々あります。それも信頼関係があってのコミュニケーションが前提です。
まず、自分という人間を知ってもらい、相手のことも一つひとつ知っていくそういう過程で信頼関係を築き、一つの番組を制作していく。その信頼関係を番組の全スタッフに築いていく努力が何にもまして最大限必要です。